中国におけるセメント排熱発電設備エンジニアリング合弁会社の設立に合意(カワサキプラントシステムズ)
2006年10月19日
川崎重工は、中国の安徽海螺(アンキカイラ)グループの安徽海螺創業投資責任有限公司(アンキカイラソウギョウトウシコウシセキニンユウゲン)とセメント排熱発電設備の設計、調達、製造を主力事業とする合弁会社を設立することに合意しました。 今回の合弁会社設立は、当社のセメント排熱発電設備に関する高い技術力と、安徽海螺創業投資責任有限公司の中国セメント業界における信頼性、現地調達ノウハウ、操業ノウハウ等を融合することにより、今後の中国における同設備の普及を促進し、中国における省エネルギー、環境保全に貢献することを目的としています。 合弁会社が手がけるセメント排熱発電設備は、日産5千トンのセメント製造設備の場合では、約9,000kWの電力の回収が可能で、年間約5億円の節電効果と年間約7万トンのCO2排出削減効果があります。 環境対策、省エネルギー設備の導入政策の促進や、政府によるセメント生産設備の集約政策が進む中国では、今後、セメント排熱発電設備に対する需要が急速に高まることが予測されます。 当社は1980年から日本、台湾、ベトナム、韓国、インド、中国といった国々でセメント排熱発電設備を継続的に受注しており、同設備の世界シェア約50%を有しています。パートナーである安徽海螺グループは、その傘下に中国最大(世界第4位)のセメント会社である安徽海螺水泥股 ![]() 安徽海螺水泥股 ![]() ![]() 今回の新会社設立を機に、本合弁会社を設計、調達、製造の拠点として、中国のみならず他の国や地域でのセメント排熱発電設備の販売に注力していきます。 □ 合弁会社の概況
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