川崎重工グループの除雪機械を「除雪機械展示会」に出展

2005年01月25日

AUTHENT 55DVHTR405

川崎重工は、2月3、4日に北海道旭川市で開催される「2005 ふゆトピア・フェア in 旭川」における「除雪機械展示会」〔主催:(社)日本建設機械化協会、会場:旭川大雪クリスタルホール〕に、関係会社の(株)日本除雪機製作所(本社:札幌市手稲区)と共同で、川崎重工グループとして除雪機械を出展します。

今回出展する除雪機械は、当社が開発した高速型除雪ドーザ「AUTHENT 55DV」と、日本除雪機製作所によるロータリ除雪車「HTR405」、小型凍結防止剤散布車「MV81型」、定置式凍結防止剤散布装置「FST500型」です。出展機種の特長は次のとおりです。

1.高速型除雪ドーザ「AUTHENT 55DV」
高速型除雪ドーザ「AUTHENT 55DV」は、2000年に新発売した高速型除雪ドーザ「55DA」を2004年にモデルチェンジした最新鋭機で、標準的除雪ドーザの約2倍の発進加速と49km/hの最高速度を実現し、一般車両の交通の流れを乱すことなく、現場間をスムーズに移動できるため、除雪作業を効率良く進めることができます。また、国土交通省が2003年10月から施行した建設機械の排出ガス規制「排出ガス第2次基準値」をクリアしたエンジンを搭載するとともに、市街地での作業に不可欠な「低騒音基準値」をクリアするなど、環境への配慮とあわせて、作業性や整備性、オペレータの居住性の向上を実現しています。なお、今回出展車は高速走行時にプラウの幅が狭められる「特殊マルチウイング式プラウ」を装着しています。

2.ロータリ除雪車「HTR405」
幹線道路、春山除雪および空港の高速除雪などに威力を発揮し、特に山間部の幹線道路除雪の主力機種として活躍しているロータリ除雪車です。大型車ながらセンターピン方式の採用により最小旋回半径は6.6mと小さく、走行装置に「HST方式+4段パワーシフトミッション」を採用することにより、走行中のシフト操作を可能とし作業能力を高めています。

3.小型凍結防止剤散布車「MV81型」(ロータリ除雪装置付)
車両幅1,500mmと小型のため、歩道上での除雪が可能であり、ロータリ除雪装置、散布装置、除雪プラウなど除雪に関わるあらゆるアタッチメントが装着できる万能除雪車です。また、夏期用アタッチメントとして草刈、散水、清掃装置の装備が可能であり、年間を通じて活用することができます。

4.定置式凍結防止剤散布装置「FST500型」
冬季路面凍結対策に即応する定置式の凍結防止剤散布装置です。設置が容易で、散布区間の延長、拡張が容易な低コストの凍結防止装置です。

当社は、1961年からホイールローダを生産しており、そのノウハウをもとに各種専用アタッチメントを開発し、除雪ドーザを製造・販売しています。また、日本除雪機製作所は、1962年に日本初の除雪機械専門メーカーとして創業して以来、ロータリ除雪車を中心とした数々の信頼ある除雪機を開発し、北国での快適な暮らしを提供してきた当社関係会社です。当社と日本除雪機製作所は、新機種の開発、製造、販売でさまざまな協力を行っており、今後とも川崎重工グループとして除雪機械事業を展開していきます。