新型ホイールローダ「AUTHENT 135ZV」を新発売

2004年11月04日

川崎重工は、新型ホイールローダ「AUTHENT 135ZV」を、11月10日より国内向けに新発売します。

今回発売する「AUTHENT 135ZV」は、バケット容量9.5m3の超大型機で、最新鋭の技術を投入した当社フラッグシップモデルです。需要の大半はアメリカですが、国内でも石灰石鉱山や砕石・捨石現場などで、強いニーズがあります。

このホイールローダは、V型12気筒・30リッターエンジンを搭載し、最大537KW(730PS)のエンジン出力により余裕の作業を実現するとともに、オペレータの居住性や操作性にも配慮し、作業効率の向上と環境への対応を両立させています。

「AUTHENT 135ZV」の特長および主要諸元は、次のとおりです。

<特長>

□環境への配慮
エンジン出力を「重掘削」「ノーマル」「ロード&キャリー」の3段階に切り替え、作業目的に応じた出力を発揮することにより燃料を節約できます。
□作業能力の向上
537kWの大馬力エンジンがゆとりある作業を実現します。
9.5m3の超大容量バケットが、40t・50t・60tダンプとベストマッチングし、作業効率を上げます。
掘削作業でここ一発の力が欲しい時、パワーブーストスイッチを押すと、掘削力が10%アップします。
□居住性および操作性の向上
コンピュータ制御の自動変速トランスミッションを搭載しているので、運転操作性に優れています。また前進3速でロックアップ機構が作動し、走行時の燃費を低減します。
ビスカスマウント式キャブを採用することで、シャーシから運転席フロアへの振動伝播を抑制し、居住性を向上させています。
運転室内容積を20%アップし、足元スペースなど居住空間を拡大しました。
ピラーレス、大型平面ガラスの採用により良好な視界を確保しています。
「多調節機能付サスペンションシート」とスライド機能付アームレスト」により、最適な運転姿勢をとることが可能となり、オペレータの疲労軽減を図っています。
□信頼性の確保
エンジン始動前にエンジン軸受け部を潤滑する機能を備えていますので、休車後のスタート時でも安心です。
ブレーキは前後輪独立2系統の密閉式全油圧ブレーキを採用しているので、確実な制動力を維持します。
ビスカスマウント・・・運転席に伝わってくる振動を軽減させるための機構で、運転席が設置されるフロアボードを高粘性流体であるシリコンオイルと防振ゴムで支持し、シャーシを介し伝わってくる幅広い周波数の振動を抑制させる機構。