新型ミニホイールローダ「AUTHENT 25ZV」を発売
2004年09月15日
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川崎重工は、「AUTHENTシリーズ」の新型ミニホイールローダ「AUTHENT 25ZV」を10月1日より発売します。
今回発売する「AUTHENT 25ZV」は、バケット容量が0.26m3の「AUTHENT Vシリーズ」の最小機種で、市街地での道路工事、農畜産での堆肥処理、除雪など、その小回り性を活かして、さまざまな現場のニーズに対応できます。 「AUTHENT 25ZV」は、サスペンション付きシートや小径ハンドル、ガスシリンダ付きボンネット開閉機構などを新たに採用し、バックブザーやリアコンビネーションランプなどを新たに標準装備に加えることにより、作業性、操作性、安全性を向上させています。 また、国土交通省「排出ガス第2次基準値」および「低騒音基準値」※1をクリアした低燃費・低騒音のエンジンを搭載しています。
「AUTHENT 25ZV」の特長および主要諸元は、次のとおりです。
【特長】
□操作性・居住性の向上
・ | 体重調節付サスペンションを内蔵した新デザインのシートを採用し、作業時の振動を和らげ、オペレータの疲労を軽減させます。 | ・ | 全油圧式パワーステアリングを標準装備するとともに、新たに小径ハンドルを採用し、軽くてスムーズなハンドル操作を実現します。 | ・ | 電気式シャトルシフトを採用し、ハンドルから手を離さずに前後進の切り替えが可能です。 | ・ | リアフレームオシレーション※2を採用することにより、センターピンを中心に前輪・後輪が独立して揺動し、路面を確実にとらえることが可能なことから、軟弱地や不整地での直進・旋回時の安定性に優れています。 |
□作業性の向上
・ | 牽引力の大きさに比例して車速を自動的に減速するオートドライブシステムにより、坂道での停止・スロー発進が安定して行えます。 | ・ | アーティキュレート方式※3を採用し、旋回半径が小さく内輪差がないことから、狭い現場や不整地でもスムーズな走行ができます。 |
□安全性・整備性の向上
・ | バックブザーを標準装備し、バック時の安全性を向上させています。 | ・ | 滑り止め付きの乗降ステップを新たに装備し、乗降時の安全性を向上させています。 | ・ | ボンネットの開閉にガスシリンダ式を新たに採用し、エンジン・油圧系統のメンテナンスを容易にしています。 | ・ | セーフティスタートスイッチや駐車ネガティブブレーキなどにより、安全性を高めています。 |
※1 | 国土交通省「排出ガス第2次基準値」および「低騒音基準値」については、12月に認可予定。 | | | ※2 | リアフレームオシレーション | | 水平方向に左右に折れ曲がることが出来るアーティキュレートタイプのステアリングとは別に、センターピン部分を特殊な自在継手構造とすることで、前後フレームのローリングを可能とし、凹凸路でも全輪が地面に接し、駆動力を最大限に発揮することができる。 | | | ※3 | アーティキュレート方式 | | 車体を前と後ろに2分割し、中央をピンで接合しそのピン(センターピン)を中心として車体を左右に屈折させることでハンドルを切る方式。 |
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