川崎重工グループの除雪機械を「除雪機械展示会」に出展

2004年02月09日

AUTHENT 60ZVHTR263

川崎重工は、2月12、13日に山形県米沢市で開催される「ゆきみらい 2004 in 米沢」における「除雪機械展示会」〔主催:(社)日本建設機械化協会、会場:米沢総合公園広場〕に、関係会社の(株)日本除雪機製作所(本社:札幌市手稲区)と共同で、川崎重工グループとして除雪機械を出展します。

今回出展する除雪機械は、川崎重工が新開発した小型汎用ホイールローダ「AUTHENT 60ZV」と、日本除雪機製作所によるベストセラー・ロータリ除雪車「HTR263」、1台2役の小型除雪車「KBR102型」等です。出展機種の特長は次のとおりです。

1.小型汎用ホイールローダ「AUTHENT 60ZV」
バケット容量が1.6m3の小型ホイールローダで、各種除雪用アタッチメントを装着することにより、その小回り性を活かして、汎用性の高い除雪ローダとしてさまざまな現場のニーズに対応できます。また、国土交通省が2003年10月から施行した建設機械の排出ガス規制「排出ガス第2次基準値」をクリアしたエンジンを搭載するとともに、市街地での作業に不可欠な「低騒音基準値」をクリアするなど、環境への配慮とあわせて、作業能力やオペレータの居住性、整備性の向上を実現しています。

2.ベストセラー・ロータリ除雪車「HTR263」
幹線道路並びに市街地の狭隘道路の除雪もこなす、オールマイティなロータリ除雪車です。大型車ながら除雪幅2.2mとスリムで、除雪作業中でも後続車による「追抜き・追越し」が容易で、除雪作業に起因する交通渋滞の緩和が期待できます。250馬力の優れた除雪能力、乗用車並の軽快な操縦性能が評価され、現在、わが国で最も多く稼動しているベストセラー機です。

3.1台2役の小型除雪車「KBR102型」
歩道や市街地の狭隘道路除雪用に開発された、世界で唯一の「6輪駆動方式の小型除雪車」です。ロータリ除雪装置と除雪ブレードの2種類の除雪装置を装着でき、ワンタッチカプラーにより5分間で交換が可能です。除雪ブレードを装着した場合、6輪駆動の強力な牽引力を活かした高速除雪が可能となります。1台でロータリ除雪作業、ブレード排雪作業の両方をこなすことができる、便利な除雪車です。

当社は、1961年からホイールローダを生産しており、そのノウハウをもとに各種専用アタッチメントを開発し、除雪ドーザを製造・販売しています。また、日本除雪機製作所は、1962年に日本初の除雪機械専門メーカーとして創業して以来、ロータリ除雪車を中心とした数々の信頼ある除雪機を開発し、北国での快適な暮らしを提供してきた当社関係会社です。当社と日本除雪機製作所は、新機種の開発、製造、販売でさまざまな協力を行っており、今後とも川崎重工グループとして除雪機械事業を展開していきます。