簡単操作のフルオートマチック トランスミッションを搭載した4輪駆動ATV「KVF360 4×4」を新発売

2002年05月13日


KVF360 4X4

川崎重工は、簡単操作のフルオートマチック トランスミッションを搭載した4輪駆動ATV(注1)「KVF360 4×4」(ケイブイエフ360 フォーバイフォー)を6月1日より、全国一斉に新発売します。

「KVF360 4X4」は、低回転域から力強いパワーとトルクを発揮する新設計の空冷4ストローク単気筒エンジン(362cm3)に扱いやすいフルオートマチック トランスミッションと、信頼性の高いセレクタブル4輪駆動機構(注2)を搭載したATVで、湿式多板ブレーキなど数多くの最新機構を採用しています。

ATVは一人乗りの4輪オフロード車で、地形を選ばない優れた走破性能を発揮し、小回りが効くため、山林での木材集荷や牧場・果樹園での収穫・手入れ、工場での運搬・パトロールなど、不整地での実用的な仕事に威力を発揮します。

(注1)All Terrain Vehicleの略。4輪バギー車。
(注2)必要に応じて2輪駆動と4輪駆動を選択できる駆動方式。

商品名KVF360 4X4
発売予定日2002年6月1日
メーカー希望小売価格748,000円
年間販売予定台数100台
カラーハンターグリーン

※ メーカー希望小売価格には、消費税、諸経費等を含まず。価格は参考価格です。
(沖縄地区は15,000円高)

※ 本機種は公道および一般交通の用に供する場所では一切走行できません。

<主な特長>

□エンジン/駆動装置関係
新設計の空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブエンジン(362cm3)は、低回転域から力強いパワーとトルクを発揮します。
変速機にはベルトコンバーター方式のオートマチック トランスミッションを採用し、前進(ハイ、ロー2段)、ニュートラル、後進の4つのポジションをレバー1つで切替できるKAPS(Kawasaki Automatic Power-Drive System)を装備しています。
エンジンブレーキによる効果的な減速を行うK-EBC(Kawasaki Engine Brake Control)は、センサーが車両の速度を検知して、電気的にコントロールしたアクチュエーターがベルトコンバーターを制御するシステムです。
フロントデファレンシャルギアにはバリアブル リミテッドスリップ デファレンシャル機構を装備し、手元レバーでデファレンシャル機能を制御することで、ぬかるみなどからの脱出がたやすく行え、安定した走破性能を実現しています。

□車体関係
高剛性のスチール製ダブルクレードルフレームを採用しています。
サスペンションは、前輪は170mmのホイールトラベルを持つマクファーソン ストラット方式、後輪は180mmのホイールトラベルを持つスイングアーム方式で、優れた路面追従性を発揮します。
ブレーキは、前輪は油圧ディスクタイプ、後輪は泥や水の影響を受けにくい密閉タイプの湿式多板ブレーキを採用しています。

□装備関係
ステアリング部分に、スピードメーターやインジケーターの他に、アワーメーター、トリップメーターを表示できる多機能メーターを装備しています。
大型キャリアを車体の前後に装備し、フロント:40kg、リヤ:70kgまで積載可能です。
500kgまで牽引可能なトレーラーヒッチを標準装備しています。


※ お客様の製品お問い合わせ先
(株)カワサキモータースジャパン:営業部機器グループ 078-921-2483