1.会社分割の目的 |
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当社の船舶部門は、潜水艦や需要が増加しているガス船に特化した事業展開により、当面の事業性の確保が可能な見通しにありますが、一方では世界的な建造供給能力の過剰な状況が解消される見込みはなく、今後も厳しい事業環境が続くものと予想されます。 このような事業環境においても長期的に安定した収益体制を確立するため、同部門を分社独立し、機動的かつ効率的な事業運営や、為替等事業環境の変化に柔軟に対応できる経営体質への転換を図ることにしました。 新会社は、開発・建造・保守におけるこれまでの数々の実績から顧客の高い信頼を得ている潜水艦やLNG/LPG運搬船技術等を柱として、高付加価値製品に経営資源を一段と集中していきます。 一方、厳しい競争環境や事業環境の変化に強い体質を確立するため、固定費の削減、生産性の一層の向上等各種のコスト削減策を展開します。 当社は新会社に対して、営業・技術・資金を含む経営支援を行い、川崎重工グループとしての総合力の発揮に努めていきます。 |
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2.会社分割の要旨 |
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(1)分割の日程 |
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平成14年4月15日 |
分割計画書承認取締役会 |
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平成14年6月下旬 |
分割計画書承認株主総会 |
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平成14年10月1日 |
分割期日 |
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平成14年10月1日 |
分割登記 |
(2)分割方式 |
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1.分割方式 |
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当社を分割会社とし、新たに設立する株式会社川崎造船を承継会社とする新設分割であり、同社が分割により発行する株式の総数を当社に割り当てる物的分割です。 |
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2.当分割方式を採用した理由 |
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船舶部門の分社化を効率的に行うため、同部門の営業を新会社に包括承継できる上記分割方式を採用しました。 |
(3)株式の割当 |
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新会社が分割に際して発行する株式は、普通株式200,000株であり、その全てを当社に割り当てます。 |
(4)新会社が承継する権利義務 |
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1.資産、負債およびこれに付随する権利義務 本分割により新会社は、船舶部門に関する資産、負債およびこれに付随する権利義務を承継します。ただし、南通中遠川崎船舶工程有限公司の銀行借入金に対する債務保証を除きます。 |
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2.雇用契約 分割計画書作成日において、船舶部門に主として従事する従業員との間の雇用契約を承継します。 |
(5)債務の履行の見込み |
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当社および新会社が負担すべき債務については、確実に履行できると判断しています。 |
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3.新会社の概要 |
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4.分割会社の概要 |
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(15)最近3決算期の業績 |
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5.分割する事業部門の内容 |
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(1)船舶部門の内容 |
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各種船舶、艦艇、海洋機器等の設計、製造、販売、修理 |
(2)船舶部門の平成14年3月期における経営成績 |
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未 定 |
(3)承継資産、負債の項目および金額(平成14年3月31日現在) |
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未 定 |
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6.分割後の当社の状況 |
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(1)商号、事業内容、本店所在地、代表者、資本金および決算期 |
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いずれも分割による変更はありません。 |
(2)業績に与える影響 |
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1.連結業績 |
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新会社は、当社100%の連結子会社であるため、連結業績に与える影響はありません。 |
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2.単独業績 |
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未 定 |
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なお、未定としました項目については、5月17日(予定)の決算発表時にお知らせします。 |
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