播州工場でゼロエミッションを達成

2002年01月24日



川崎重工は、播州工場にてゼロエミッションを達成しました。これにより、当社事業所としてゼロエミッションを達成した事業所は、播磨工場に次いで2工場となります。

当社は、循環型社会の形成と推進に積極的に参画し、環境調和型経営を推進することを目標に、「第3次(2000-2002年度)環境保全活動基本計画」を策定してさまざまな活動を展開中です。その一つとして、廃棄物量の削減とリサイクル率の向上を目指す「ゼロエミッション」を、2004年度末に全工場で達成することを目標に掲げました。これを受けて2000年9月には、全社に先駆けて関西地区の工場担当者を中心として「ゼロエミッションワーキンググループ」を設置するなど各工場ごとに具体策を実施しています。

今回ゼロエミッションを達成した播州工場では、1999年11月より「ISO14001委員会」を中心に省エネ活動およびリサイクルを軸とする廃棄物削減活動を進めており、2000年5月には環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」の認証を取得しています。さらに同工場は、2000年7月より「廃棄物分科会」を発足し、本格的にゼロエミッションに向けた取組みをスタートし、約18ヶ月でゼロエミッションを達成したものです。

播州工場でのゼロエミッション活動の主な取組みは、以下のとおりです。

工場廃水を薬品処理し、きれいな水と汚濁物質に分離し、汚濁物質は脱水処理した後汚泥として排出。排出した汚泥は直接セメント材料にしたり、おが屑などと混合して助燃材として使用しています。
各職場内の廃棄物の分別を徹底するために、工場内に約500個ある廃棄物回収容器を廃棄物の種類ごとに色分けし、配置場所の整理を行いました。
工場駐車場からごみ箱を撤去し、従業員各人に廃棄物削減意識の徹底を図りました。


当社は、2004年度末全工場ゼロエミッション達成を目指すなど今後も生産活動における環境負荷の低減を実現するとともに、循環型社会の形成と推進により一層積極的に参加し、環境調和型経営を推進していきます。