東北エアサービス向け「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」を受注
2023年02月28日
川崎重工は、みずほリース株式会社から「川崎式BK117 C-2型ヘリコプター」(以下、C-2)を受注しました。同社からのC-2受注は2機目で、2021年に納入した1機目と同様に東北エアサービス株式会社へリースされ、電力設備パトロールおよびドクターヘリとして運用されることで地域社会へ貢献します。
「川崎式BK117ヘリコプター」(以下、BK117)は、当社と欧州のエアバス・ヘリコプターズ社(旧MBB〔メッサーシュミット・ベルコウ・ブロウム〕社)が共同開発し、国産ヘリコプターとしては初めて型式証明を取得した中型双発機です。機体後部に備えた観音開きの大きなクラムシェル・ドアにより、担架などの資機材の搬出入が容易であることに加えて、広いキャビンスペース、コンパクトなボディ、優れた安全性や機動性などが高く評価され、ドクターヘリのみならず、人員・物資輸送、警察、消防・防災、報道など多用途にわたり全世界で使用されています。
BK117は、1983年の初号機納入以来改良を重ね、優れた技術力と高い信頼性により当社納入分で189機、エアバス社納入分を合わせると全世界で1,900機以上の納入を誇るベストセラー機です。
当社は今後とも、BK117の性能向上および各種用途に合せた装備品を開発するとともに、これまでの納入実績に裏付けられた高い信頼性や、開発・製造・販売・アフターサービスまで全て当社で行えるきめ細やかなサポート体制を活かし、国内外問わず積極的な営業活動を展開し、快適で安全な空の移動に貢献していきます。
【川崎式BK117C-2型ヘリコプターの主要諸元】
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※EMS(Emergency Medical Service)キット:救急医療サービスを実施するための装備。主な構成は、医療専用床、担架、医療席、看護師席、付添人席、側壁医療機材ラック、天井および側方レール、前方医療用キャビネット、照明灯および医療用機材用の電源ユニットなど。
多用途ヘリコプター BK117 その使命にまっすぐ(Webメディア「ANSWERS」)
https://answers.khi.co.jp/ja/archive/bk117/