オフロード向け四輪車「TERYX KRX4 1000」シリーズ 2023年モデルを北米市場で新発売(カワサキモータース)
2022年06月08日
カワサキモータースは、オフロード向け四輪車「TERYX KRX4 1000」シリーズの2023年モデル3機種、「TERYX KRX4 1000 eS」「TERYX KRX4 1000 eS Special Edition」「TERYX KRX4 1000 SE」を、2022年6月以降、米国およびカナダなど北米地域を中心に順次発売します。
2019年の発売以来、スポーツ用オフロード向け四輪車市場に、トレイルアドベンチャー(自然の中でのライディングを楽しむスポーツ型のアクティビティ)という新たな楽しみ方を提供し、好評を得ている「TERYX KRX 1000」シリーズ。この「TERYX KRX 1000」をベースに、家族や友人たちと一緒に楽しめるよう4シータータイプとして開発されたモデルが「TERYX KRX4 1000」シリーズです。
「TERYX KRX4 1000」シリーズは、強力なパワーとトルクを生み出すエンジンを搭載した2シータータイプの「TERYX KRX 1000」シリーズ同様のパフォーマンスと、後部座席の居住性も確保したゆとりのある室内空間を両立しました。スタイリング面では、「TERYX KRX 1000」シリーズのアグレッシブなデザインを維持しながら、全長の延長を最小限にとどめ、バランスの良いプロポーションを実現しています。
北米では主にアウトドアのレクリエーションを目的としたオフロード向け四輪車の需要が拡大しています。当社は、今後も成長が期待される北米市場の事業基盤強化により、商品とサービスの提供を図るとともに、さらなるKawasakiブランドの浸透と顧客満足度の向上に努め、積極的に事業展開を進めていきます。
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<各モデルの装備>
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<ニューモデル3機種の概要>
1. | ゆったりとした室内空間 「TERYX KRX 1000」シリーズの車体をベースにホイールベースを延長させ、後部座席の居住性も確保したゆとりのある室内空間を両立。また、ハイバックタイプのバケットシートと3点式シートベルトを全席に採用。座席の足元スペースにも余裕を持たせており、高いホールド性と快適性を提供。 |
2. | アグレッシブさとバランスの良さを両立したスタイリング 「TERYX KRX 1000」シリーズのタフでアグレッシブなデザインを維持しながら、4シーター化によるホイールベースの延長を最小限に抑えることで、バランスの良いプロポーションを実現。 |
3. | 開口部が広いドアを標準装備。アームレストを備え、快適性を向上させたことに加え、後部座席のフロア部分が低くフラットなため、乗り降りが容易。 |
4. | 先進的な電子制御サスペンションKECS(eS / eS Special Edition) 高度な減衰力制御を行うFOX社の「インターナル・バイパス」「ライブ・バルブ」サスペンション・テクノロジー、ボッシュ社のECU(エンジンコントロールユニット)と6軸IMU(イナーシャルメジャメントユニット:慣性計測装置)をはじめとする緻密な電子制御システムと、カワサキ独自のサスペンションセッティングを組み合わせることで、路面状況や運転状況に応じてサスペンションの減衰力を瞬時に調整し、快適性の向上を実現。 |
5. | フルカラーTFT液晶インストゥルメントパネル(eS / eS Special Edition) 7インチの大型フルカラー液晶インストゥルメントパネルは、3種類の表示モードから選択可能。また、KECSのモニター機能やオーディオ表示機能など、インフォテイメント機能も装備。 |
6. | ハイフォニクス社製オーディオシステム(eS Special Edition) 4スピーカーとサブウーファー、ローノイズプリアンプを備え、Bluetoothにも対応するハイグレードなハイフォニクス社製オーディオシステムを搭載。 |
7. | スポーツルーフ(eS Special Edition / SE) 強い日差しを防ぎ、悪天候時にも効果を発揮するスポーツルーフは、工具を使用せず脱着可能。 |
8. | ウインチ(eS Special Edition / SE) オフロード四輪車専用に開発されたWARN社製のウインチを装備。専用に開発された取り付けキットにより、デザイン性を維持。 |
<「TERYX KRX 1000」シリーズの特徴>
(1) エンジン
1. | 999㎤水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブエンジン エンジンは、バランサーシャフト及びウォーターポンプのレイアウトの工夫などによりコンパクト化。リヤマウントの配置は広い乗車空間の確保を可能にし、キャビン内のノイズの低減にも貢献。 |
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2. | CVTと自動遠心クラッチ エンジンが生み出す強力なパワーとトルクを、CVTと自動遠心クラッチが滑らかに駆動輪に伝達。過酷な悪路を走行する時でも、極低速時における繊細なスロットルコントロールが容易。また、安定したエンジンブレーキは、急傾斜を下る際などに効果を発揮。 |
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3. | パワーモードセレクション ドライバーの好みや走行状況に応じて、フルパワーモードとローパワーモードの切り替えが可能。 |
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4. | 2WD/4WD切り替えシステム&フロントデフロック 電子制御の2WD/4WD切り替えシステムとフロントデフロックを採用、路面状況や走行状況に応じて、走行中でも駆動方式やディファレンシャルギヤ固定/解放の選択が可能。 |
(2) 車体・装備
1. | ROPSと一体化した高剛性フレーム フレームは、当社の先進的な構造解析技術により、ROPS(ロールオーバープロテクションシステム:転倒時保護構造)を強度部材としても使用。これにより応力が分散され、最適な剛性バランスと高い耐久性を実現。 |
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2. | 大径ホイール&タイヤ 15インチのアルミホイールに装着された大径31インチタイヤは、優れたトラクションをはじめ、オフロードでの走破性のさらなる向上に貢献。 |
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3. | 信頼性を高める各部の堅牢な作り エンジンと車体は、当社独自の厳格な強度・耐久性基準をクリア。また、車体下面を耐久性の高いスキッドプレートで覆うことに加え、車体下部の重要部位にはスチール製のプロテクションを配置することで、保護性能を向上。 |
TERYX KRX4 1000 eS | TERYX KRX4 1000 eS SE | TERYX KRX4 1000 SE |