国内鉄構工事事業の一部譲渡および共同事業化に向けた株式譲渡契約等締結について
2019年11月27日
川崎重工の100%子会社である川重ファシリテック株式会社(以下、KFT)は、本日、橋梁・鉄骨事業などを営む株式会社駒井ハルテック(以下、駒井ハルテック)と、国内鉄構工事事業の共同事業化に向けた株式譲渡契約書および株主間契約書を締結しました。
KFTが2020年1月を目途に新設する会社(以下、事業会社)に、鉄構工事事業を吸収分割の手法で承継させた上で、2020年4月1日を目途に事業会社の株式の66.6%を駒井ハルテックに譲渡します。
国内の社会インフラ市場は、地震や台風など自然災害における復旧・復興、老朽化したインフラへの対応、高速道路・リニア新幹線の新設および2020年開催の東京オリンピックや2025年開催の関西大阪万博に向けた各種整備など、各種インフラ事業は現在活況を呈しており、そのため国内鉄骨市場の需要は堅調な展開が続くと見込まれています。
そのような状況下、当社が2007年に橋梁・水門事業から撤退したことにより、グループ内での事業関連性が徐々に希薄化していたKFTの鉄構工事事業を持続的に成長させるためには、取引先として長年にわたり信頼関係を構築してきた駒井ハルテックと互いの得意技術を活かして、技術力、営業力、コスト競争力でシナジーを発揮することが最適だと判断したものです。
今後、KFTと駒井ハルテックは、共同でさらなる事業の発展を目指していきます。
譲渡に関する今後の予定
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※本契約締結による川崎重工の業績への影響はありません。
株式譲渡後の事業会社(分割承継会社)の概要
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KFTの概要 (2019年3月31日現在)
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駒井ハルテックの概要 (2019年3月31日現在)
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