人共存型双腕スカラロボットduAroシリーズ「duAro2」を新発売~ラインアップを拡充し、ロボットの新しい使い方を提案~
2018年06月05日
【人共存型双腕スカラロボット「duAro2」】
川崎重工は、人との共存作業が可能な双腕スカラロボット「duAro1」(デュアロ・ワン)に続くラインアップとして、「duAro2」(デュアロ・ツー)を追加し、6月から新発売します。
「duAro2」の最大の特長は、ご好評をいただいている「duAro1」が持っている『水平方向に動作するシンプルな動きの水平多関節ロボットを双腕にし、さらにダイレクトティーチ機能を搭載することで教示が簡単で実用性が高い』というポイントを継承した上で、可搬質量を片腕3kg(双腕6kg)に上げ、上下方向(Z軸)の最大ストロークを550mmに広げたことです。これにより、深さのある段ボールへの箱詰め作業や段差のある工程間の製品移動など適用範囲が大幅に広がり、多様な業界のフレキシブルな生産ラインの構築に貢献します。
さらに、オプションでアーム本体とコントローラを分離することができるようになりました。コントローラのスリム化に加えレイアウトの自由度を向上させたことにより、お客様の装置への組み込みなど、現場の状況により適した形での導入が可能です。
また、従来通り、安全を担保するための様々な機能や柔らかな表面素材の採用などにより、人との共存作業が可能になっています。衝突検知機能の搭載や、腕の部分をクッションで覆うなどの対策を施し、人と同じ場所で作業をする上で必要な安心・安全を確保しています。
当社は、今後もduAroシリーズを強化することで、マーケットニーズによりきめ細かく対応していきます。
【主な特長】
1. |
上下方向(Z軸)の最大ストロークを拡大 |
2. |
可搬重量の拡大 |
3. |
豊富なオプション |
4. |
人との共存作業 |
※1 |
「duAro1」の基本仕様の数値 |
【主要諸元】
シリーズ名 | : | duAro | |||
ロボット名 | : | duAro2 | |||
アーム形式 | : | 水平多関節 | |||
動作自由度 | : | 4軸×2(最大6軸×2) | |||
標準リーチ | : | 785mm | |||
標準ストローク | : | 550mm | |||
最大可搬質量 | : | 片腕3kg | |||
位置繰り返し制度 | : | +/-0.05mm | |||
発売日 | : | 2018年6月 | |||
国内販売価格※2 | : | 340万円 | |||
※2 販売価格はメーカー希望小売価格(オプション及び消費税は含まず) |