第1回「Kawasaki グリーン製品」に10製品を選定 ISO14021に準拠した環境ラベルを導入
2014年06月02日
川崎重工グループは、環境配慮に特に優れた自社製品を「Kawasaki グリーン製品」として審査し、外部公表する制度を開始します。第1回の認定製品は、業界トップクラスの「Kawasakiスーパーグリーン製品」9製品を含む10製品です。対象製品には、国際標準化機構(ISO)が定める国際規格ISO14021に準拠した環境ラベルを表示します。
「Kawasaki グリーン製品」は、当社製品の中でも、特に様々な角度から総合的に環境配慮がなされているものに限定して審査します。地球環境で重視される「低炭素社会」、「循環型社会」、「自然共生社会」の3つの分野それぞれについて、製品の「環境性能」と「生産過程での環境管理活動」の2つの面で当社が定めた全ての基準を満たすことが条件です。製品の環境配慮レベルによって2段階に分けられ、環境への配慮が業界標準または当社従来製品を超えたものを「Kawasaki グリーン製品」、さらに、その中でも業界トップクラスの要素を含む製品を「Kawasakiスーパーグリーン製品」とそれぞれ定義しています。
ISO14021では、環境ラベルに示された製品の環境情報に関して、曖昧な表現の排除や検証に必要な情報の開示など18項目を満たすことが求められており、「Kawasakiグリーン製品」の選定に客観性を付加しています。
今後も定期的に審査を実施し、年1回を目途に公表する予定です。
川崎重工グループは、グループミッション「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する"GlobalKawasaki"」のもと、広汎な領域における高度な総合技術力によって、地球環境との調和を図りながら豊かで美しい未来社会の形成に向けて新たな価値を創造することを目指しています。当社は、このグループミッションの実現に向けた重要な取り組みの一つとして、本制度を実施します。本制度の推進を通じて、環境を主軸とした製品の競争力強化を図るとともに社会貢献に努めてまいります。
□ マークの制定について
本活動の促進を表す「シンボルマーク」と審査を通過した製品のみに使用する「環境ラベル」の2種類を制定しました。活動のシンボルマークには、製品や生産工程に込めた環境配慮への思いを凝集しました。このマークは、川崎重工グループが「陸・海・空の輸送システム」、「エネルギー環境」、「産業機器」の主な事業分野で、革新的・先進的な技術力によってそれぞれが確固とした1本の柱となり、これら3本柱が融合することで、地球環境を支えていこうという決意を表現しています。環境ラベルには、ISO14021に準拠して各製品のポイントを併記するデザインを採用しました。これらのマークは、今後、製品やカタログ等で使用します。
① シンボルマーク
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② 環境ラベルの例
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<第1回 Kawasakiグリーン製品>
製品名 |
区分 |
環境主張 |
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地上蓄電設備(BPS)《車両カンパニー》 |
スーパー |
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川崎式BK117C-2型ヘリコプタ《航空宇宙カンパニー》 |
スーパー |
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M1A-17D ガスタービン《ガスタービンビジネスセンター》 |
スーパー |
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グリーンガスエンジン《機械ビジネスセンター》 |
スーパー |
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MAGターボ《機械ビジネスセンター》 |
スーパー |
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水冷媒ターボ冷凍機《機械ビジネスセンター》 |
スーパー |
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CKKシステム《プラント・環境カンパニー》 |
スーパー |
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Ninja ZX-6R《モーターサイクル&エンジンカンパニー》 |
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ショベル用油圧ポンプ (K7V)《精密機械カンパニー》 |
スーパー |
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スポット溶接ロボットBX200L SE22《ロボットビジネスセンター》 |
スーパー |
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