ガスエアヒータ付大型貫流ボイラを新発売(川重冷熱工業)
2013年05月28日
川重冷熱工業は、貫流ボイラとしては業界初となるガスエアヒータを搭載した大型貫流ボイラ「Ifrit(イフリート)」ガス焚きシリーズを、2013年6月1日より発売します。
ガスエアヒータは、従来廃棄していた排ガス熱を回収して燃焼空気を予熱することで、ボイラ効率を向上させるものです。ガスエアヒータの特長は、次のとおりです。
(1)省エネルギー(高温給水時にボイラ効率の更なる向上)
一般的な貫流ボイラでは、排ガスの保有熱で給水を予熱する省エネルギー装置「エコノマイザ」が搭載されていますが、給水温度が高温の場合には給水温度の上昇可能幅が小さく、排ガス温度の熱量を回収しきれないため、ほとんどの排ガス熱を捨てていました。自社開発のガスエアヒータ付大型貫流ボイラは、エコノマイザの後方に新規設計のガスエアヒータを搭載することにより、給水予熱後の排ガスからさらに熱を回収し、燃焼空気を予熱することで、ガスエアヒータを搭載していない従来機と比べ、ボイラ効率を2%※1向上させ、年間72万円※2の燃料費低減が可能になります。
(2)既設ボイラへの搭載も可能
ガスエアヒータは、既設のガス焚き「Ifrit」ボイラ※3にも同じ設置面積のまま追加搭載が可能です。
今後とも当社は、顧客の要望に応え、ボイラ単体の高効率化のみならず、熱源機器メーカーならではのノウハウを活かした技術で、熱源システム全体の省エネルギーを推進していきます。
※1 |
定格運転時 |
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※2 |
IF-6000CGE×1缶、平均負荷率40%、年間3,000時間運転、燃料価格100円/m3N |
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※3 |
当社IF-C型ボイラ |
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□ お問合せ先
川重冷熱工業株式会社 東京本社 |
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