東邦ガス向けに世界最大級の地下式LNGタンクを受注

2013年03月28日

川崎重工は、東邦ガス株式会社から、東邦ガス知多緑浜工場向け地下式LNGタンク1基の建設工事を受注しました。本タンクは、2016年に運用開始する予定です。

今回受注したLNGタンクは、容量22万klで世界最大級です。東邦ガス知多緑浜工場は、現在、容量20万klのLNGタンクを2基有しており、今回のタンク増設によるLNG貯蔵量の増強を通じて、都市ガスの更なる安定供給を図るものと位置づけられています。

当社は、1982年に地下式LNGタンクを建設、1983年に地上式のLNGタンクを建設して以来、金属二重殻式・ピットイン式・PC防液堤外槽一体型・地下式メンブレン型など、国内LNGタンクの全形式での実績を有しています。また、海外においても、韓国などでLNGタンク建設技術協力を行なうなど、国内外で31基のLNGタンクの納入実績を有しています。

今後とも当社は、低温・極低温を中心とする各種エネルギー貯蔵設備事業を、これまでの実績を生かして国内外で積極的に展開していきます。

なお、今回受注したLNGタンクの仕様は以下のとおりです。

 

□ 東邦ガス向け地下式LNGタンクの概要

 
 1. 形式
  地下式LNGタンク
 2. 容量
  22万kl
 3. 内槽設計温度
 -162℃
 4. 内径
  74.5m
 5. 液深
  50.65m