スポット溶接専用ロボット「BXシリーズ」を新発売

2011年09月28日

C3110928-1.jpgBX100N

 

川崎重工は、スポット溶接専用ロボット「BXシリーズ」を新発売します。

今回発売する「BXシリーズ」は、従来型の大型汎用ロボット「Zシリーズ」の優れた性能をさらに進化させつつ、自動車の車体や部品のスポット溶接に最適化させた垂直多関節型ロボットです。

「BXシリーズ」は、自動車および自動車部品メーカーがスポット溶接ロボットに求めている動作スピードの高速化や高密度配置を実現することにより、生産性の向上とともに、生産ラインの長さを短縮することで大幅な生産設備のコストダウンを可能にしています。

動作スピードの高速化
従来相当機種と比べて、400kg以上のアームの軽量化や高出力/高回転小型モータの採用、最新の防振制御により、スポット溶接の打点間の移動時間を短縮するとともに、溶接ガン軸動作を最適化したことで、サイクルタイムを約25%短縮しています。

ロボットの高密度配置が可能
アームに中空部を設け、溶接ガンのケーブルやホース類を内蔵することにより、従来の外回し処理方式では問題となっていた隣接ロボットや周辺装置との干渉を 考慮する必要がなくなり、生産ライン設置前のシミュレーションおよび設置後のティーチング作業の効率を大幅に向上させるとともに、コンパクトな本体を実現 したことで、従来相当機種と比べて設置面積を50%低減し、ロボットの高密度設置も可能にしています。

今回は、小型軽量化が進んでいる溶接ガンに対応しつつ、高速・小型で使い勝手の良い「BX100N」(最大可搬質量100kg、最大リーチ2,200mm)と、従来機の置き換えに対応できる「BX200L」(最大可搬質量200kg、最大リーチ2,600mm)の2機種をラインナップとして揃えており、溶接ガンの質量や動作レイアウトに応じた機種の選択を可能にしています。

 

商品名 BX100N BX200L
発売予定日 2011年10月1日
国内販売価格 500万円 600万円
販売価格はメーカー希望小売価格
(オプションおよび消費税は含まず)