国内自動車会社向けに「カワサキグリーンガスエンジン」を受注

2011年08月02日

川崎重工は、エンジニアリング会社である(株)エネ・ビジョンより、トヨタ自動車(株)100%出資のセントラル自動車(株)宮城工場向けに「カワサキグリーンガスエンジン」を受注しました。

今回受注した「カワサキグリーンガスエンジン」は発電出力7,800kW、世界最高となる発電効率49.0%を誇る高効率タイプであり、当社はエネ・ビジョンに対してガスエンジン発電設備、電気・制御装置およびエンジン補機を供給します。

エンドユーザーであるセントラル自動車の宮城工場はトヨタグループの最新工場であることから、東北地区における重要な生産拠点として位置付けられており、このたびエネルギー使用合理化を目的としてガスエンジン・コージェネレーションシステムが採用されることとなりました。このガスエンジン・コージェネレーションシステムは今年度公募の都市ガス振興センター「ガスコージェネレーション推進事業費補助金」の採択を受けており、本システムより発生する電力および蒸気は全て宮城工場内で使用されます。
本システムのセントラル自動車への最終引き渡しならびに稼動開始は2012年1月の予定です。

エネルギーの有効利用と環境負荷の低減が求められる中、当社は今後ともガスエンジンを始めとした環境負荷低減に貢献する発電設備の提供、販売に取り組み、エネルギー・環境ビジネスを積極的に展開していきます。

 

主要目

  型式
  KG-18V
  シリンダ数
  18シリンダ
  発電出力
  7,800kW
  発電効率
  49.0%
  NOx排出量
  200ppm以下(O2=0%換算)