サウジアラビアのガス処理施設向けにガス圧縮機4基を出荷
2024年05月13日
川崎重工は、韓国のSamsung E&A Co., Ltd.から受注したガス圧縮機4基を神戸工場からサウジアラビア向けに出荷しました。
![ガス圧縮機](/news/img/20240513_1.jpg)
今回当社が出荷したガス圧縮機は、Saudi Arabian Oil Companyが進めるJafurah Gas Processing Facilities Project※1(以下、本プロジェクト)のEPCコントラクターであるSamsung E&A Co., Ltd.から受注したもので、Jafurahシェールガス田に新設されるガス処理施設でコンデンセート※2の処理設備に用いられます。このガス田で生産された天然ガスは、国内の発電用に供給される他、水素・アンモニア等の脱炭素燃料の原料として利用される予定です。
当社の圧縮機はこれまで半世紀以上にわたり、サウジアラビアを含む中東・東南アジア・インド向けに多くの納入実績を有しており、安定した稼働率を実現しています。今回の受注は、当社の優れた技術力と厳しい環境条件に適合する機器の信頼性が高く評価されたものです。
当社は高効率ガス圧縮機の豊富な実績をもとに、今後も各国プロジェクト向けの受注拡販に取り組み、世界のエネルギー需要を支える製品を提供していきます。
- ※1サウジアラビアで初めての非在来型ガス田の開発プロジェクト。Jafurahシェールガス田の面積は1万7千キロm2、推定ガス埋蔵量は200兆立方フィートで2030年までに1日あたり4億2,000万立方フィート以上のエタン、約63万バレルの天然ガス液とコンデンセートを生成すると予測されている。
- ※2一般に地下では気体状で存在しているが、地上で採取する際に凝縮(液化)する原油。
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