屋内配送用サービスロボット「FORRO」が日刊工業新聞主催 「機械工業デザイン賞 IDEA」において「日本ロボット工業会賞」を受賞
2024年07月31日
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贈賞式の様子
川崎重工が提供している屋内配送向けサービスロボット「FORRO(フォーロ)」が、日刊工業新聞社が主催する第54回「機械工業デザイン賞 IDEA」において「日本ロボット工業会賞」を受賞しました。
「機械工業デザイン賞 IDEA」は、工業製品のデザインの振興・発展を目的に創設された1970年から50年以上続く歴史ある賞です。毎年、その年に発売された製品から「企画力・社会性」「機能・性能・品質」「操作性・安全性・保守性・経済性」「造形・造形処理」といったさまざまな角度から審査を行い、優れた製品を表彰しています。今年度は29社32製品の応募の中から、17製品が表彰されています。
今回表彰を受けた「FORRO」は、「ヒトは、ヒトにしかできないことを。」をコンセプトに、深刻化する労働力不足のこたえのひとつとして生まれたものです。既に国内の医療機関において、「FORRO」による検体や薬剤などの屋内配送サービスを提供しており、医療従事者の負担軽減および業務効率化の観点から、医療機関よりその導入効果を高く評価いただいています。
今回の「機械工業デザイン賞 IDEA」の審査においては、広範囲をセンシングし3D環境地図をもとに走行するSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)方式での自律走行機能を搭載し安全走行を実現している点、通信機能に4G/LTE通信を使用することで施設側専用Wi-Fi敷設やマーカー設置を不要とし、初期導入費の抑制と導入迅速化が可能である点、エレベーターの人との相乗りが可能な点などが主に評価され、「日本ロボット工業会賞」の受賞に至りました。
今回の受賞を励みに、今後も当社は、労働力不足といった社会課題に向き合い、サービスロボットのさらなる活用を通じて、ヒトならではの価値をより発揮できる社会の実現を目指していきます。
【ご参考】
<日刊工業新聞社「第54回 機械工業デザイン賞 IDEA」>
https://corp.nikkan.co.jp/p/honoring/kikaikogyodesignshou
<「FORRO」オフィシャルHP>
<「FORRO」オフィシャルムービー>