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2002.03.06 世界最高効率を達成した蒸気式吸収冷凍機を発売

 川重冷熱工業は、世界最高効率を達成した新型蒸気式吸収冷凍機を商品化し、「蒸気式シグマエース」シリーズとして冷房能力3,516kW〜7,033kW(1,000冷凍トン〜2,000冷凍トン)までの4機種を本年4月から順次発売します。

 この蒸気式吸収冷凍機は、従来製品に対し大幅な省エネ化を実現することで、工場や地域冷暖房用吸収冷凍機の需要が今後高まるという市場調査結果に基づき、東京ガスが設定した次世代地域冷暖房用吸収冷凍機の開発目標「蒸気消費率 3.5kg/h・冷凍トン(JIS基準、COP1.5)および冷水・冷却水の大温度差仕様(冷水出入口温度14℃-6℃、冷却水出入口温度32℃-40℃)」の実現に向けて開発に着手したものです。昨年5月には基礎開発を完了し、その後、「蒸気式シグマエース」としての商品化およびシリーズ化設計に取組み、 1,200冷凍トンの実証機を製作、昨年12月から当社工場内での性能実証試験を行ってきました。このほど蒸気消費率および冷房能力ともに仕様値を満足する結果が得られ、発売することとなりました。

 新型蒸気式吸収冷凍機は、世界最高の蒸気消費率を達成するため、直焚吸収冷温水機として世界最高レベルのCOPを実現した「シグマエース(省エネ率42%)」で培った省エネ化技術をベースに開発し、二段吸収・二段蒸発サイクルを採用しています。

 この二段吸収・二段蒸発サイクルの採用にあたり、当社では蒸気式吸収冷凍機(モジュール)2台を密着設置した2モジュール構成とし、2つのモジュールの吸収器・蒸発器を低圧側と高圧側にそれぞれわけることで、二段吸収・二段蒸発サイクルを構成する新システム(特許申請中)を採用しています。この新システムにより、冷凍機の内部に低圧側と高圧側の部屋を構成するための隔壁を設ける等の構造変更が不要となり、直焚吸収冷温水機シグマエースシリーズと同等の高い品質を維持したまま二段吸収・二段蒸発サイクルを採用することができました。

 その他特長は、以下のとおりです。

 ①冷凍機二次側配管の小口径化、冷水・冷却水ポンプおよび冷却塔の
  小容量化とそれに伴う搬送動力低減等による運転コストの削減が可能な
  冷水・冷却水大温度差仕様(冷水出入口温度14℃‐6℃、冷却水出入口
  温度32℃‐40℃)の標準化に対応しています。

 ②従来製品で好評を得ている本体真空部の7年保証(年間冷房時間4,000
  時間以上は5年保証)を継承するとともに、電話回線で冷凍機と当社
  サービスセンターを接続し、運転状態をお客様に代わって365日・24時間
  通信により集中管理するテレメンテ機能を標準装備します。

 なお、本シリーズについては、2002年4月から順次市場投入しますが、熱供給会社や設計事務所等の主要需要家を対象とした発表会を3月7日より、滋賀工場で開催し、1200冷凍トンの商品1号機を披露します。

 また、本シリーズ機に合わせ、蒸気消費率3.7kg/h・冷凍トンCOP1.43の冷房能力2,110kW〜9,142kW(600冷凍トン〜2,600冷凍トン:600〜1,300冷凍トンは1モジュール構成、1,600〜2,600冷凍トンは2モジュール構成)までのシリーズ7機種も商品化します。

 当社は、今回の新機種開発を機に、今後も高効率で信頼性の高い吸収冷凍機の開発・販売に注力していきます。

会社概要

川重冷熱工業株式会社 社長 : 高畠 修藏 資本金 1,460,500千円
本店 〒525-8558 滋賀県草津市青地町1000番地

以上