2001.02.01 「ガス吸収式大温度差システム」省エネ大賞受賞
当社は東京ガス株式会社殿と共同で「平成12年度21世紀型省エネルギー機器・システム表彰(略称:省エネ大賞)/省エネルギーセンター会長賞」を受賞いたしました。
省エネ大賞とは、財団法人省エネルギーセンターが、二酸化炭素など地球温暖化ガスの排出量削減に貢献するため、優れた省エネルギー、省資源性等を有した民生用エネルギー利用機器、資材及びエネルギー利用システムを表彰するもので、今年度で11回目となります。
表彰対象となりました「ガス吸収式大温度差システム」は、ガス吸収式セントラル空調システムの空気、冷温水の往き還り温度差を大きく取り、送風量や循環水量を小さくすることにより、空調機や循環ポンプ等の空調搬送動力を低減するシステムです(大温度差システムの概念図参照)。
《ガス吸収式大温度差システムの特長》
- 省エネルギー化を実現
空調機や冷温ポンプ動力の低減により、消費電力を30%以上削減でき、システム全体で10%以上の省エネルギーとなります。 - 運転費を低減
電気代が安くなりますので、システム全体で運転費が約15%低減します。 - 設備費が低減
送風機や冷温水循環量が少なくなりますので、ダクト面積や冷温水配管口径を小さくできます。また、空調機や冷温水ポンプのランクダウンも可能です。このため、システム全体で10%〜15%の設備費が削減できます。 - 市販機器をそのまま使用可能
冷却塔、冷温水・冷却水ポンプ、空調吹出口は一般的なものを使用でき、特殊な設備は必要ありません。 - リニューアルにも最適
空調搬送動力に約20%の余裕ができますので、既設の配管・ダクトを変えることなく負荷の増大に対して容易に対応できます。
《受賞対象機》
- ガスだき「シグマチル/シグマエース」シリーズ
- ガスだき「シグマチル/スーパー」シリーズ
- ガスだき「L」シリーズ
なお、この度の受賞対象はガスだきですが、油だき機種でも大温度差システムに対応いたします。
以上
【大温度差システム概念図】 | |
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出典:財団法人/省エネルギーセンター出版の「受賞機器等概要」 |
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【ガスだき「シグマチル/シグマエース」シリーズ】 | 【ガスだき「L」シリーズ】 |
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【ガスだき「シグマチル/スーパー」シリーズ】 | |
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