国立西洋美術館とのパートナーシップについて

川崎重工と国立西洋美術館は、2023年3月17日、オフィシャルパートナー契約を締結しました。両者は、パートナーシップを通じて「アートの力を活かした豊かな社会づくり」を目指します。


国立西洋美術館は1959年、フランス政府から寄贈返還された「松方コレクション」の保存・公開を目的に設立されました。「松方コレクション」とは、1910年代の終わりから1920年代にかけて川崎造船所(現・川崎重工)の初代社長・松方幸次郎が「日本人に本物の西洋文化や美術を見せたい」という明治人らしい気概をもってヨーロッパ各地で収集した美術品で、その数は海外に流出していた浮世絵約8,000点を含めて1万点にも及びます。


当社は、前身である川崎造船所創業者の川崎正蔵と初代社長の松方幸次郎が築いた重工業メーカーで、「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する」を川崎重工グループのミッションに掲げており、松方コレクションの歴史的な関係性だけでなく、松方幸次郎のこころざしを継承し、西洋美術を通して、人々の心の豊かさの醸成に貢献してきた国立西洋美術館の活動に共感し、このたびオフィシャルパートナー契約を締結することとなりました。

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国立西洋美術館

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国立西洋美術館はフランス政府から寄贈返還された松方コレクションを基礎に、西洋美術に関する作品を広く公衆の観覧に供する機関として、1959年4月に発足しました。