水質管理の概要
適切な水質管理は、運転中の事故を未然に防止して、安全かつ安定した運転に役立ちます。
また、スケール付着を抑え、燃費向上に貢献します。
冷却水の水質管理
吸収冷温水機・冷凍機を長くお使いいただくには適正な水質管理が重要です!
機内の熱を放出する冷却水系統内で様々な障害が発生しやすく、
性能低下や系統内の腐食、 その他機械トラブルを起こす原因になります。
主な障害
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スケール障害
水中に含まれるスケール成分(カルシウム・シリカ等)が析出して熱交換チューブに付着すると、熱効率 が低下し冷凍能力が低下します。
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スライム障害
冷却塔で外気にふれる冷却水の系統内では微生物が繁殖しやすく、熱効率を低下させたり、腐食発生 の原因になります。
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腐食障害
水中の溶存酸素、 腐食性イオンの影響により水室や配管内、 熱交換チューブの金属材質に腐食が発生 します。 腐食が進行すると、 漏水や真空破壊等のトラブルを起こし、機械の運転が不能になります。
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レジオネラ属菌
土や水の中に生存する菌で、冷却塔から侵入して繁殖します。
人に感染すると肺炎を引き起こし、過去 には死亡事例もあります。
発錆による短年破孔
緑青発生と伝熱管の腐食減肉
スケール付着によるエネルギーロス
冷却水の汚れが冷凍機・ 冷温水機 (ナチュラルチラー) に与える影響の一例
例) チューブに0.6mmのスケールが付着すると冷凍能力は76%に低下するか、
又はガス消費量が23%上昇します。
濃縮管理
冷却水の電気伝導率を監視し、自動で水の入れ替えを行うことで冷却水の 濃縮を防ぎ、スケール障害を予防し ます。
薬品管理
冷却水にスケール、スライム、腐食防止を目的とした薬品を注入し、薬品濃度を 適切に保つことで障害を予防します。
レジオネラ対策
冷却水系統内はレジオネラ属菌が繁殖 しやすい温度環境であるため、日常管理 において除菌処理を適切に行うことが 必要です。
※冷温水系統における障害
冷温水系統内においても、水質や系内環境によって腐食障害が発生します。
特に蓄熱層など開放型経路の場合は、腐食障害、 スライム障害が発生しやすい環境にありますので、 水質管理が必要になります。