ページ内移動用のメニューです。


第164号 生産技術特集号

特許 第3706269号 作業管理システム

[ 特許・実用新案紹介 ]

発明者:上山 林、松田 義一

 

 

 

-ポカミスを防ぐラインの見守り役-

製造ラインにおいてポカミスを防ぐ技術である。このワークにはどの部品をどの工具で取り付けるべきかを表示し、それが実行されたことを確認するシステムである。
図1は二輪車製造のラインである。ベルトコンベヤに載ってワークが流れている。ワークとともにワークに必要な部品、組立工具などの情報が書き込まれたIDカードが流れてくる。工程ごとにIDカードの情報の読み取り器が設置されている。読み取られた情報に従い、必要な部品の棚が自動的に前に出てきて、そこから取り出されたことを投光器と下にある受光器の間を人の手が遮ることで検知する。また、必要な工具はこれだよと該当の工具に赤ランプが点灯しており、取り出されると小さなリミットスイッチがこれを検知する。
もし間違ったり、一定時間内に作業がなされなかった場合はラインが停止し、どの工程で問題が発生したかを表示する仕組みである。ラインは止まりすぎてもいけないが、止まらないのもよいわけではない。担当者は入れ替わるし、新しい人の習熟も必要である。習熟の状況はどうか、止まることでどこに無理があるかを把握して、改善を続けることも重要である。
人は間違うものである、そういう前提で、それを防ぎつつ、そこからも学んで改善を続けていこうという、生産現場を支える地道な技術である。

川崎重工技報
川崎重工グループの多彩な製品と、それらを支える様々な先進技術をご紹介する技術情報誌です。

ページの終わりですページの先頭へ戻る