低環境負荷で発電する

発電用エンジンから排出される有害ガスを低減させるための技術です。

圧縮機

ガスタービンの構造
ガスタービンCFD解析

ガスタービンの圧縮機は、大気圧の空気を高圧にして、燃焼器に導くための装置で、ガスタービン全体の効率に大きな影響を与えます。圧縮機を構成する翼の設計にあたっては、数値流体力学(CFD)解析技術により、その形状を最適化しています。圧縮機は大変多くの翼から構成され、それらが超高速で回転するため、圧縮機内部を流れる空気の挙動は大変複雑なものとなりますが、当社は、高度な解析技術により、全翼列を一括して評価することに成功しています。

燃焼器

乾式低エミッション燃焼器

燃焼器は、圧縮機より導かれた高温・高圧の空気に燃料を噴射して燃焼させることで、さらに高温となった燃焼ガスをタービンに導く装置で、その性能が排ガス中に含まれる有害物質濃度を左右します。
排ガス中の有害物質として、窒素酸化物(NOx)と一酸化炭素(CO)がありますが、燃焼ガスの温度を高くしすぎるとNOxが排出されやすく、温度を低くしすぎるとCOが排出されやすくなるため、これらにバランスよく対処する必要があります。
当社は、予混合希薄燃焼と独自の追焚きシステムによって、世界最高レベルの環境性能を達成しています。