はたらく社員の声M.Yさん
Q1 入社の決め手は何でしたか?

就職活動で工場見学に参加した際に案内をしてくれた若手先輩社員の言葉がきっかけです。工場内を大きなボイラがクレーンに吊られ運ばれていたのですが、それを指さし「これは私が全て設計しました。完成後、搬入にも同行して現地で調整まで行います。」と説明された事が印象的でした。私はそれまで漠然とメーカーの設計担当は部品単位の設計を専門的に行う業務といったイメージを持っていたので、若手社員でも製品を設計から納入まですべて担当させてもらえるこの会社に他社と少し違う雰囲気を感じ、「面白そうだな」、「この会社で働いてみたいな」と思うようになりました。

Q2 現在の業務内容はどんなものですか?

吸収式冷温水機の開発業務に携わっており、新規に製造された冷温水機の総合的な能力確認をはじめ、個別に構成部品の各部が設計された通りに動作しているか確認する試験を行ったり、次世代機での採用を検討している新しい機構や装置を評価するための要素試験等を行ったりしています。また、製品に未知や想定外の挙動や事象が発生した際には原因調査と対策に取り組む場合もあります。
Q3 この1~2週間で消化したタスクは
   どのようなものがありますか?


・蒸気を熱源とする冷温水機内を流れる吸収液の循環量測定と
 制御部品の能力評価
・新規設計された機種の図面チェック
・試験装置の新設スペース確保の為のレイアウト検討~
 変更工事立合い
・吸収冷温水機の概要と機種選定や用途に対しての評価に必要な
 基礎知識に関する顧客向け説明会の講師


Q4 どんな瞬間に仕事のやりがいを感じますか?

開発部では既知の事象ではなく、常に新しいテーマに取り組みます。与えられた課題に対して、上長を中心とするグループで検討を重ねながら結果を推定し、検証の為の装置を設計し、必要なデータを得る為に条件を変更しながら試験を繰り返して、評価を行ない結論に辿り着きます。決まった仕事を決まったルーチンで行なう事は殆どありませんので毎回大変ですが、その分課題を達成できた時の喜びをグループで共有出来た時、非常に大きなやりがいを感じます。更にその結果一つ一つが次世代の新たな製品につながっていく面白さも同時に感じています。
Q5 異動の経験によって、ご自身のキャリアにどのような影響がありましたか?

私は入社以来10年間、製造部の生産技術者として、主に生産ラインの効率化や省人化/自動化に向けた設備導入等を担当した後、現在の開発部に異動しました。この様なキャリアを歩むケースは当社では珍しく、それなりの年齢になってから設計~開発に必要な知識とノウハウを改めて一から学ぶ、というのは柔らかい頭で吸収できた若い頃の様には勝手が行かず、戸惑いや成長の遅さに情けない思いをする場面も少なくありません。しかし、そんなキャリアだからこそ製品設計/開発のスペシャリストとは角度の異なる視線で製品を見る事が出来るのでは、という想いで日々の業務に取り組んでいます。そして、いつかは開発と製造、双方が製品に相乗効果を生む「ものづくり」に取り組みたいと思っています。