Regarding
the Need
定期的な点検整備の必要性について
川崎重工製非常用ガスタービン発電設備は、多くの部品と装置からなる複合設備で、その中には経年と共に劣化する部品があります。
こうした部品の劣化はお客様にて行う日常点検だけでは判明しにくく、突発的な機能障害をもたらす場合があります。
そのような事態を未然に防ぐために、当社では川崎重工業と共同で策定した「非常用発電設備 保守点検基準」に基づいた総合的な点検整備をお勧めしています。
この点検整備は、予防保全型点検整備であり、部品が故障して装置全体の信頼性が低下することを低減するのが目的です。
重要負荷への給電を目的としている非常用発電設備には、故障してからの修理を行う“ブロークンメンテ”ではなく、
壊れる前にメンテナンスを実施する“予防保全型メンテナンス”を推奨しています。
Case Studies
メンテナンス不足による不具合事例不着火・吹き消え
部品名
燃料噴射弁
ガスタービンエンジンへ燃料を供給する燃料噴射弁の噴霧角度や燃料流量が適正でない場合、エンジン始動時の着火性が低下し、不着火が発生する場合があります。
また、一度着火しても燃料不足により始動途中に火が吹き消えてしまい、非常用発電設備を正常に起動できなくなる場合があります。
-

清掃前
-

清掃後
-

噴霧試験
始動系統の不具合
部品名
始動用電動機、始動用抵抗器、電磁接触器
ガスタービンエンジンの始動にセルモータを使用する場合、電気回路の開閉用として電磁接触器を使用します。交換周期を超えて電磁接触器を使用すると、経年劣化などにより接点が溶着する場合があります。
接点が溶着すると、始動回路に大電流が流れ続けるため、セルモータなどの始動系統が損傷し、非常用発電設備を正常に起動できなくなる場合があります。
-

溶損したセルモータ
-

溶損したケーブル
-

溶損したレジスタ
-

溶損したマグネットコンタクタ