2022年度日本燃焼学会「技術賞」受賞

2022年11月28日

川崎重工は、一般社団法人日本燃焼学会が主催する第60回燃焼シンポジウムにおいて、2022年度「日本燃焼学会技術賞」を受賞しました。本賞は、燃焼応用技術の研究・開発に顕著な功績をあげた個人またはグループに対し授与されるものです。

今回の受賞では、2段過給技術適用による高幾何圧縮比化、給気弁閉時期早期化（高ミラーサイクル化）などによって、180台以上の販売実績があるKGシリーズのガスエンジンの発電効率が1.5ポイント向上し、クラス世界最高の発電効率51%^※1を達成したことが評価されました。

発電効率51%を達成した新型ガスエンジン「KG-18-T」はその高い発電効率に加え、NOx排出量は200ppm^※2以下であり、多くの国内都市部の環境要請に対応可能です。また、起動指令後5分で最大出力に到達可能な優れた起動性を有しており、電力網の需給調整力の向上に寄与します。

世界中で脱炭素社会の実現に向けたさまざまな取り組みが進む中、当社では今後も多様な市場ニーズにこたえながら、エネルギーの安定供給と環境負荷の低減、低炭素・脱炭素社会の実現に向けた研究開発を進めていきます。

KG-18-T」外観

※1		国内都市ガスベース(40.6MJ/Nm³、メタン価＝69)
※2		O₂=0%換算

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