WORK & PEOPLE 仕事・人を知る
INTERVIEW.09
あのロケットは
お父さんが作ったんだと
胸を張って語れるように。
構造設計
K.N 2015年入社
航空宇宙の仕事に
カッコよさを感じて入社
私がKGEを知ったのは大学在学時に開催されていた学内企業説明会でした。大学進学を機に実家のある岐阜県を離れていたのですが、改めて地元に根付いた仕事がしたいと考えていたこと、航空宇宙の仕事って「なんだかかっこいいな」と思ったことが入社の決め手になりました。大学では情報工学を選考しており、KGEでも社内インフラや製品のソフト関係の仕事もあったため、学んだことが生かせるのではと思ったのも当社を選んだ理由の一つです。また、川崎重工業(株)の100%子会社で企業として安定している点や、製造現場が近く、自身が携わった機体を間近で見られるところにも魅力を感じました。
入社後は、川崎重工業(株)岐阜工場では毎日のように航空機が飛んでいる様子を見ることができるほか、完成間際の航空機を目の前に仕事をしたり、ロケットの打ち上げに立ち会うことができるなど、自身が携わっている仕事のスケールの大きさを改めて実感しています。
人工衛星を無事宇宙に届ける
フェアリングを設計
現在は宇宙ロケットの先端に位置するフェアリング関連の開発・設計をしています。フェアリングとは、人工衛星をロケット打ち上げ時の外部環境から守り、宇宙に無事届けるためのものです。そのなかでも私は、構造検討、製造図作成、現場技術支援などをメインで行っています。フェアリングの組立作業は川崎重工業(株)播磨工場で行い、ロケットの打ち上げはJAXA種子島宇宙センターで行うため、技術支援のための出張作業も多いです。
この仕事の面白い部分は、皆と協力しながら製品の構造や形状を決めていけることです。コストや重量、強度、作業性など、さまざまな要素を考慮しながら検討する必要がありますが、難しい分やりがいも大きいですね。航空機と異なり小規模プロジェクトが多いため、開発から打上げまで一貫して携わることができる反面、幅広い知識が必要となります。種子島宇宙センターでロケットの組立作業から打ち上げまでの技術支援を行うこともあり、関係課と協力しながら作業を完遂し、無事ロケットの打ち上げミッションが成功した時には他では得られない達成感が味わえますね。
これまで類似の実績がない製品を一から手掛ける
今まさに現在進行中のプロジェクトを通じて、これまで当社で類似の実績がない製品の検討から提案までを一から行ったことが印象深いです。過去に手掛けてきたH-3ロケット関連のプロジェクトは、私が参画した段階でかなり完成に近い状態でした。今回のプロジェクトではかなり初期の段階から深く関わっているだけに、より一層思い入れが強いです。これまでの自身の経験を活かしつつ、また時にはフェアリング設計の先人達に知恵を借りつつ、チームメンバーで密にコミュニケーションを取りながら、なんとか進めていっています。
仲間たちとのエピソードという点では、出張作業を終えた後、種子島の美味しいお店で酌み交わした芋焼酎も良い思い出ですね。
One Day Schedule 1日のスケジュール
- 08:00
出社
・朝礼で情報共有
・メールチェック - 08:30
・報告書作成
・出張や作業報告書の作成
- 09:30
設計検討
・3次元CAD(CATIA V5)を使用した設計検討
・作業性検討、過去機調査、調整 等 - 12:00
昼休み
・食堂(会社補助あり)
- 13:00
打合せ
・チーム内レビュー、課題の共有
- 14:00
設計検討
・3次元CAD(CATIA V5)を使用した設計検討
・午前中の業務の続き - 18:30
退社
・定時は17時、月平均残業時間30時間程度
- 19:00
帰宅
・子供の世話
・晩酌
PRIVATE OFFの過ごし方
休日は子供と遊んだり、家族でお出かけをしたり、お酒を飲んだりしています。元々キャンプが趣味で、独身時代などはよく出掛けていたのですが、今は子どもがまだ小さくて何かと手がかかる時期ですので、最近はちょっと足が遠のいています。
もう少し大きくなったらぜひ家族みんなで思い切りキャンプを楽しみたいです。