WORK & PEOPLE 仕事・人を知る
INTERVIEW.06
女性の活躍を支援する
制度をうまく活用しながら
技術者として成長し続けたい。
構造設計
M.W 2019年入社
航空機に携わり、
海外で活躍できる点に惹かれた
私が学部3年のとき、所属する学科の全員で川崎重工業(株)岐阜工場を訪問する機会がありました。そこでKGEの人事部の方から会社概要の説明を受け、工場見学を通して航空機づくりの現場を間近に見ることができたことが、当社を知るきっかけとなりました。
就職活動では、大学で航空工学を学んでいたことから「航空機に携わることができること」、そして短期留学に参加した経験から「海外で仕事をする機会があること」の2点を重視して企業選びをしていました。KGEはその両方を満たしていたことに加え、石川県出身の私にとって地元からのアクセスが良かった点も魅力でした。また、選考中に接した人事部の方々の丁寧で親しみやすい対応が印象的で、「社内にも同じように魅力的な社員の方々が多く働いているのだろう」と感じられたことも入社の決め手になりました。入社してしばらく経ちますが、就職前に抱いていたイメージの通り、とても働きやすい職場だと感じています。
Boeing 787の
維持設計業務に幅広く携わる
私が所属する課は、アメリカの航空機メーカーであるBoeing社の民間航空機の設計業務を担当しています。現在はBoeing
787の維持設計に携わっており、主に不具合対応、コストダウン、製造性改善などを目的とした設計変更を行っています。業務内容は図面作成にとどまらず、Boeing社員との技術調整に使用する資料作成なども含まれており、幅広い業務に携わっています。新たな案件に携わるたびに発見や学びがあり、常に刺激のある点がこの仕事の面白さだと感じています。
また、設計変更案を検討する際には、材料の選定や製造性など多くの要素を考慮する必要があり、非常に奥の深い仕事だと実感しています。一方で、業務に必要な情報の多くが英語で書かれているため、内容を理解するのに時間がかかることもあり、大変に感じる場面もあります。それでも年々読むスピードは上がってきており、自分の成長を実感する場面も増えてきました。まだまだ勉強中ですが、今後もスキルを磨いていきたいと思っています。
アメリカ駐在で海外勤務の夢を叶える
Boeing 777-8
Freighterという貨物機の開発業務に携わった経験が、特に印象深いです。アメリカのワシントン州エバレットにあるBoeing社に駐在し、現地のエンジニアチームの一員として胴体構造部品の設計業務に取り組みました。開発プロジェクトへの参加も、海外赴任も初めての経験だったため、仕事面・生活面ともに慌ただしい日々が続きました。そんな中でも「海外で働く」という目標を思い出し、現地でしか味わえない日々を前向きに楽しむことで、乗り越えることができました。就職活動時の気持ちを思い出すことで、モチベーションを保ち続けることができたと思います。仕事や生活に少しずつ慣れてくると、毎日が刺激的で楽しくなっていきました。
もちろん、開発業務は簡単なものではなく、大変な場面も多少ありましたが、チームメンバーと積極的にコミュニケーションを取り、協力しながら、なんとか業務を完遂することができました。また、アメリカの豊かな自然に触れることも、大きな支えになりました。週末には国立公園などを訪れてリフレッシュし、心身ともにリセットすることで、日々の業務にも前向きに取り組むことができました。
One Day Schedule 1日のスケジュール
- 07:30
出社(フレックス制度で変更。通常は8:00始業)
・メールの確認
・一日のスケジュールの確認 - 08:00
設計検討
・関連部門からの質問対応
・関連部門からの設計変更依頼に対する検討 - 11:00
チーム内会議
・チーム・個人レベルの業務 進捗状況確認
・業務に関する情報の横通し - 12:00
昼休み
・基本的にデスクで持参したお弁当を食べる
・たまに同期と食堂で定食を食べる
- 13:00
Boeing向け資料作成
・Boeing社との調整に使用する技術資料を作成する
- 14:00
図面作業
・CATIA V5を使用して、図面の作成・更新を行う
- 17:30
退社
・課内の月平均残業時間は15時間ほど
・週に1回はノー残業デーとして定時退社が必須 - 18:00
帰宅
・夕食、翌日のお弁当作り
・自由時間
PRIVATE OFFの過ごし方
早く帰宅した日は、最近始めた趣味のかぎ編みを進めてから夕食を作るなど、平日でもリフレッシュの時間を十分確保することができています。
また、休日の天気が良い日は登山に出かけることが多く、自然の中で過ごす時間が心身のリセットになっています。各務原市は山々へのアクセスが良く、登山を楽しむには絶好の環境です。山頂からの景色はもちろん、下山後のご飯や温泉も楽しみのひとつです。