WORK & PEOPLE 仕事・人を知る
INTERVIEW.05
自分が手掛けた飛行機が
大空に飛び立つ瞬間、
他にはない感動が味わえる。
装備設計
S.T 2012年入社
航空機の雑誌に出会い、
飛行機が作りたいとKGEへ
私が航空機に興味を持ったのは、中学生の頃に航空機の雑誌に出会い、「飛行機って面白いな」と思い始めたのがそもそものきっかけです。その後、鈴鹿高専の機械工学科に進学。学生時代には当社について全く知りませんでしたが、将来的にはモノづくり、なかでも航空機の関係に就きたいと思っており、学校の求人関係情報の中から当社を見つけました。
入社の一番の決め手は、やはり航空機に関する仕事ができることですね。何より現場が近く、実際に自分が設計したモノを見ることが出来る職場に魅力を感じました。また、当時の会社パンフレットにあった「空をキャンバスに夢を描き続ける」という一文に惹かれたのもこの会社が良いと思った理由の一つです。
自衛隊機に欠かせない
エンジン関連の部品などを設計
私は自衛隊のC-2輸送機、P-1哨戒機のほか、両機に関連する派生型機を構成するシステムの設計、さらにはエンジンを機体に取り付ける際のマウントや部品、周りにある燃料配管など、主に動力関連装備(エンジン・APU)に関連する部品の設計を担当しています。部品の設計・検討のほか、図面作成、製造現場における不具合の対応などの仕事をしています。
この仕事の面白い部分は、普段なかなか近づけない航空機に触れながら仕事ができること。現場に足を運ぶ機会が多く、先日もエンジンの取り付けに立ち会いました。一方で、私たちの仕事はあらかじめ用意された問題を解くのではなく、無いモノを自分たちで考え、造り上げていくところに大変さがあります。答えが用意された学生時代とは大きく違いますね。
初めて携わった機体が飛んだ瞬間は今も忘れない
印象に残っているのは、C-2輸送機の派生型機であるSOJ(スタンド・オフ電子戦機)の開発です。原型の機体があるとはいえ、一から設計する部品も多くとても大変でした。仕事は一人ではできません。職場の先輩、関係部署、生産技術、現場、多くの人と相談し、時には知恵をもらい、さまざまな協力を仰ぎながら、何とか乗り越えることができました。
自身が考えて設計した部品が航空機の一部となり、空に上がっていく姿を見た時にはいつも感動します。特に初めて携わったC-2輸送機が飛び立って行く姿は印象的で、今でもその光景をはっきり覚えています。機体が納入される際、事務所があるビルの屋上に出てその様子を見守りました。入社3~4年目の頃のことですが、「この仕事をしていて良かった」「これからも頑張ろう」と改めて思えた瞬間でした。
One Day Schedule 1日のスケジュール
- 08:00
出社
・メール確認、一日の予定を確認する
- 08:30
設計検討
・3次元CAD(CATIA V5)等を利用し、設計・検討作業を進める
- 10:00
会議(関連部署との打ち合わせ)
・設計を進めるにあたり、関連部署との会議や打ち合わせを行う
- 12:00
昼休み
・食堂で昼食(会社補助あり)
・自分のデスクで本を読むなど休憩します
- 13:00
設計・検討
・3次元CAD(CATIA V5)等を利用し、設計・検討作業を進める
- 14:00
現場対応
・製造現場で発生した不具合の対し、現場に行き対応する
(必要に応じて、実際に機体の中に入り、不具合箇所の確認をします) - 16:00
不具合対応の検討
・現場で確認した不具合に対し処置案等の資料を作成する
- 19:30
退社
・繁忙期は一時的に21時を超えることもあるが、普段は19時前後に退社
- 20:00
帰宅
・夕食
・子供とお風呂に入って就寝
PRIVATE OFFの過ごし方
休日は、家族といろいろな場所に遊びに出かけています。岐阜は、公園や淡水魚水族館など自然豊かな中で子供を遊ばせることができます。
また、北陸や関西、関東など、どこへ行くにもアクセスしやすく、有給休暇を使って家族とよく旅行に出かけます。