WORK & PEOPLE 仕事・人を知る
設計・開発の第一線で活躍しながら
育児にも全力を注ぐ技術者たちの座談会
子育て世代を支援する制度が充実。職場の理解もあるから、両立しやすい。
MEMBER
01 仕事内容と育児休暇の取得について教えてください。
A.O
私は入社以来、ずっと民間航空機の設計開発を担当していて、主に強度解析などを行っています。これまで出産・育児休暇を2度取り、現在3歳と7歳の子どもを育てています。出産後はそれぞれ1年半の育児休暇を取得し、休暇明けには構造解析の業務に復帰しました。出産を挟みながら継続して経験を積むことができています。
R.I
私は入社してからずっと自衛隊向けヘリコプタの駆動系統の維持設計を担当しています。2024年10月から育児休暇を取得し、子どもが6カ月になるまで休んだ後、2025年4月から元の職場に復帰しました。
R.M
私は製品開発部が作っている自衛隊向けの地上支援機材の検査を行うほか、製品の不具合対応や内部品質監査の監査員などもしています。子どもが産まれた時には1カ月の育児休暇を取得しました。最近1歳になり、今日から「Kawasakiそらっこ保育園」に登園を始めました。「Kawasakiそらっこ保育園」というのは、各務原市と川崎重工業(株)が共同で2024年に開園した事業所内保育園になります。
02 どのような育児支援制度を活用していますか?
R.I
育児休暇を取得して復帰した後は、フレックス勤務を活用しています。子どもの予防接種で1~2時間早く帰りたい時などに、半日休暇を取らなくて済むのが 便利だと感じますね。
A.O
確かに。子育てをしていると「半日休まなくても大丈夫なんだけどなぁ」と思うことは結構多いですからね。
R.M
私は今のところフレックスは活用していないですね。職場に確認したら「利用してもいいよ」と言われているので、今後は使わせてもらおうかなと。休暇中は積立休暇を利用することで、有給休暇の扱いになるのがとても助かりました。あとは先ほども紹介した保育園は大きいです。工場の敷地内にあるので送り迎えなどがとても便利でありがたいです。
A.O
有給休暇の時間使用ができるようになったのも大きい気がしますね。私は今、短時間勤務で働いていて、出勤と退勤を1時間ずつ短くして保育園の送り迎えをしています。最近は色々とやることが多くて帰宅後が「第2ラウンド」といった感じです。上の子が小学校に上がり、子どもたちの行事が別々の日になったのが大変ですね。全ての行事をチェックして有給休暇を当てはめていくのですが、自分の予定で休むことはほぼないですね。
R.I
なるほど。これからはスケジュール管理が大変そうですね。私の職場の場合、突発的な業務が発生することもありますから。今後はより効率的に仕事を進めることが大事になりそうですね。
R.M
子どもの予防接種やイベントなど、色々とありますからね。私もできるだけ仕事の都合が入らないようにしたり、出張で家に帰れない日には事前に妻と調整したりしています。
03 子育てに対する職場の理解やサポート体制は?
A.O
制度面が充実している点もさることながら、子育てに対してとても理解があるのがいいですよね。短時間勤務で働いていることや、子どもの急病で休まないといけない時などにも後ろめたさを感じさせない環境にいつも感謝しています。
R.M
私はキャリア採用でKGEに入社しましたが、サポート体制はとても充実していると感じます。もちろん仕事の都合で難しいケースもありますが、職場の理解があって有給休暇なども本当に取りやすいです。
R.I
そうですよね。私が半年間の育児休暇を取得できたのも、グループのメンバーや上長が背中を押してくれたからです。妻が出産を控えていることを伝えたところ、上長の方から「それで、育児休暇はどれぐらい取るの?まだ決めていないなら半年取りなよ」と言われました。気兼ねなく取得できて本当によかったです。
A.O
最近ではMさんやIさんのように、男性でも育児休暇を取る方や子どもの用事で休暇を取る方がたくさんいます。それが子育てに対する理解に繋がっていると感じますね。
R.I
そう思います。職場に復帰した後も早めに帰宅したり、予防接種などで休暇を取得することが多いですが、皆さんが子育ての事情を理解してくれていて助かります。
R.M
そうですよね。周りから嫌な顔をされるようなことは全くないですから。
04 これからの目標と求職者に向けてのメッセージ
MESSAGE
R.I
今後も仕事と家庭の両立を頑張っていきたいです。2人目以降も育休を取得できるように、働ける時にはバリバリ働こうと思います。また、課内のメンバーが育休を取得しやすくなるように、自分の担当範囲を広げる努力も続けたいです。
R.M
子どもが保育園に入園したことで、これまで育児休暇を取得していた妻が職場復帰しました。今後は看護休暇の制度なども活用しながらうまく分担していければと。また、仕事面では、子どもに誇れるような成果を上げられるように頑張っていきたいです。
A.O
これからも航空機設計の第一線で活躍していくのが目標ですね。また、専門業務だけでなくライフステージごとのアドバイスを行うなど、若手社員から頼られる存在になりたいと思います。
R.I
もしKGEの業務に興味がある一方で、仕事と子育ての両立に不安を感じている求職者の方がいるとしたら、「KGEは子育て世代が気持ちよく働ける会社ですよ」と胸を張って伝えたいです。周りがしっかりサポートしますので、ぜひ一緒に頑張ってもらえたらうれしいです。
R.M
KGEはライフステージに変化があっても、人財を大事してくれる相互尊重の会社だと感じています。安心して働ける環境が整っていると思いますね。
A.O
ライフステージも、自分の考え方も、徐々に変わっていくものだと思います。私自身、子どもを持つまでは、仕事が生活の大半を占めていて、子育てをすることを全く想像していませんでした。仕事も子育てもどちらも大切ですが、一人で抱え込むのではなく、周囲の協力を得ながらその時々に合わせた働き方を見つけていく。これが長く働くための秘訣だと思いますし、それが実現しやすいのがKGEの良いところだと思いますね。