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橋本康彦

挑戦のDNAで、 「つぎの社会へ、信頼のこたえを」

川崎重工は、創業者・川崎正蔵の「そのわざを通じて国家社会に奉仕する」という理念を原点に、これまで技術を磨きながら、時代ごとの社会課題を解決してきました。祖業の造船にはじまり、初代社長に松方幸次郎が就任して以降は、船舶、鉄道車両、航空機、エネルギー・環境、モーターサイクル、精密機械・ロボットなどに事業領域を広げてきました。この幅広い事業で蓄積した技術を通じて、社会の要請にこたえる製品を世に送り出してきたその歩みは、挑戦の歴史そのものです。そして、その精神は、いまも私たちのDNAに根付いています。

創立130周年を迎える今、私たちが追求すべきものは、その原点を礎として、これからの未来にどのような価値を届けていくかです。いま世界は、高齢化や労働力不足への対応、安全・安心な移動・暮らし、脱炭素とエネルギーの安定供給の実現など、複雑で重層的な課題に直面しています。こうした社会課題に対し、当社は2020年にグループビジョン2030「つぎの社会へ、信頼のこたえを」を掲げ、注力分野として「安全安心リモート社会」、「近未来モビリティ」、「エネルギー・環境ソリューション」を定めました。このグループビジョンの下、当社は水素やフィジカルAIといった領域への取り組みを加速するとともに、陸・海・空に広がる多様な事業を横断的につなぎ、グループの総合力を発揮してまいります。さらに長年培ってきた知見や技術を融合するとともに、企業や業界の垣根を超えて多様なパートナーと共創することで、川崎重工グループだからこそ実現できる新たな価値の創出を目指します。

変化の激しい時代にあっても、私たちの原点は変わりません。創業以来受け継いできた理念と挑戦のDNAを礎に、社会のニーズを的確に捉えながら、「つぎの社会へ、信頼のこたえを」届けていく。川崎重工はこれからも、未来を切り拓く挑戦を続け、社会に必要とされる価値を創出してまいります。

代表取締役社長執行役員 橋本康彦

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