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H-IIAロケット14号機用フェアリングを出荷

2007年11月20日


川崎重工は、H-IIAロケット14号機用衛星フェアリング※1を当社岐阜工場(岐阜県各務原市)での設計・部品製造を経て、播磨工場(兵庫県播磨町)にて組立後、種子島宇宙センターに向けて、出荷しました。本衛星フェアリングは種子島宇宙センターで打ち上げを実施する三菱重工業(株)に納入され、同社のH-IIAロケット14号機に組み込まれます。なお、同ロケットは今冬の打ち上げに向けて準備作業が進められます。

今回出荷した衛星フェアリングは、直径4メートルのシングル・タイプ(4S型)で、この中に大型衛星が1機組み込まれます。また、収容できる衛星の大きさは、米国スペースシャトルや、欧州のアリアンⅤロケットと同等です。H-IIAロケット14号機は、超高速インターネット衛星「きずな(WINDS※2)」を搭載します。

当社は、1988年にH-IIロケット向けに衛星フェアリングを納入したのを皮切りに、H-IIロケット向けは計7機分を納入しています。H-IIAロケットにおいても、4メートル・シングル・タイプ(4S型)、4メートル・デュアル・タイプ(4/4D型)、5メートル・シングル・タイプ(5S型)の各種衛星フェアリングを開発・製造し、計13機分を納入した豊富な実績を持っています。

当社が開発・製造してきた各種H-IIAロケット用衛星フェアリングは、大型衛星や2基の衛星の同時打上げなど多様な打上げ需要に対応できます。当社は今後も衛星フェアリングの開発・製造を通して、我が国の衛星打上げビジネスに、積極的に貢献していきます。

□H-IIAロケット14号機用衛星フェアリングの概要
4メートル・シングル・タイプ(4S型)
全長12メートル
直径約4.1メートル
搭載できる衛星長さ約10.2メートル、直径3.7メートルまでの衛星

※1:衛星フェアリングは、衛星を格納する部分で、ロケット先端部に取り付けられ、打ち上げ時の空力加熱、音響(振動)などの過酷な環境から衛星を保護するためのものです。これは大気圏外に達した後に左右に2分割して衛星を分離します。
※2:WINDS(Wideband InterNetworking engineering test and Demonstration Satellite)は、宇宙航空研究開発機構が開発した、インターネット、教育、医療、災害対策、ITS(高度道路交通システム)などの各分野における衛星利用を目的とした大容量データ通信分野の技術実証を担う衛星です。

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