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広島ガス向けLNG貯槽(タンク)設備を納入

2003年09月30日

川崎重工は、広島ガス株式会社(本社:広島市)廿日市工場向けにLNG貯槽設備(容量85,000KL)を納入しました。

当社は、1991年に廿日市工場の基地全体の基本設計および日本初のピットイン式LNG貯槽設備1基を受注し、1996年に同設備を納入しています。今回納入した貯槽設備は、1998年に受注したもので当社にとって同工場向け2基目の実績になります。

LNG貯層(タンク)は、天然ガスをマイナス約160℃に冷却・液化したLNG(液化天然ガス)を貯蔵する設備で、極低温での耐久性、高い安全性および信頼性が必要です。今回完工したピットイン式LNG貯槽設備は、金属二重殻のタンクを地中内(ピット)に配置することで、高い耐久性や安全性、信頼性を確保するとともに、敷地の有効利用および宮島などの観光地に近い同工場の周辺環境との調和を実現しています。本型式は、広島ガスが日本で初めて採用したもので、国内では当社のみが納入実績を持ちます。

当社は石油ショック以降、LNGなどの液化ガス燃料運搬・貯蔵の増加に伴い、低温・極低温液化ガス貯蔵設備の開発に取り組み、1981年には国内初のLNG運搬船(当時世界最大級)を建造しました。また陸上LNG貯槽では、1982年に地下式、1983年には地上式のLNGタンクを開発、現在までに国内外で建設中を含め合計26基におよぶLNGタンクの受注・納入実績を有しています。なお最近では、当社は日本ガス株式会社鹿児島工場のPCLNG貯槽設備(50,000KL)工事を土木を含め一括受注しており、2005年10月の完成を目指して現在施工中です。

当社は、今回完工したピットイン式LNG貯槽設備以外にも、金属二重殻式・PCLNG式・地下メンブレン式など、国内のLNGタンクで採用されている全型式で施工実績を有しています。今後とも当社は、低温・極低温を中心とする各種エネルギー貯蔵設備の総合エンジニアリング事業を国内外で積極的に展開していきます。

なお、今回完工したLNG貯槽(タンク)の仕様は以下のとおりです。

■形 式:地中式(ピットイン式)LNG貯槽
:(貯槽本体:金属製二重殻平底円筒タンク)
■容 量:85,000KL
■主 要 材 料:(内槽)9%Ni鋼、(外槽)炭素鋼
■基 礎:高床式二重スラブ 鉄筋コンクリート造 直接基礎
■内槽設計温度:-164℃
■内 槽 内 径:53.7m
■貯 槽 高 さ:51.1m(地上部12.2m)

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