マレーシアでガスタービンコージェネレーションシステムを連続受注

2024年03月11日

川崎重工は、Kawasaki Gas Turbine Asia Sdn. Bhd.(マレーシア、以下KGA)を通じて、Sime Darby Energy Solution Sdn. Bhd.(マレーシア)より、Intercontinental Specialty Fats Sdn. Bhd.(マレーシア、以下ISF)向けにガスタービンコージェネレーションシステム2基を連続で受注しました。

高効率の5MW級(左)、8MW級(右)純国産ガスタービン

ISFは、パーム油製品の生産・販売事業を展開する日清オイリオグループの海外子会社です。今回、マレーシア中部・セランゴール州のDengkil工場とPort Klang工場に、高効率ガスタービンコージェネレーションシステムを新設し、生産ラインへ電力と蒸気を供給する自家発電設備として運用することで、エネルギーコストおよびCO2排出量の削減を図ります。当社は、5MW級の「GPB50D」をDengkil工場向けに、8MW級の「GPB80D」をPort Klang工場向けそれぞれ納入します。

当社のガスタービンコージェネレーションシステムは、マレーシアで20台以上の納入実績があり、市場で高い評価を得ています。今回の受注は、クラス世界最高の総合効率に加え、これまでに納入した製品の高い信頼性と優れたアフターサービス対応が、総合的に高く評価されたものです。

当社は、高い発電効率を誇るガスエンジンやガスタービンなど、分散型のエネルギー供給に適した製品と、それらを組み合わせたコンバインドサイクルパワープラントから最適なエネルギー供給システムを提案できる強みを有しています。今後も製品技術力のさらなる向上とプラントエンジニアリング力の強化に積極的に取り組み、エネルギー関連事業をグローバルに展開するとともに、多様な市場ニーズに的確に応えながら、エネルギーの安定供給と環境負荷の低減、低炭素・脱炭素社会の実現へ貢献していきます。

※KGAはアジア地域向けのガスタービンやガスエンジンをはじめとするエネルギー関連機器・システムの 販売、サービス事業を展開する当社100%子会社です。