主な事業

設備の整備・移設

川崎重工を中心とした多種多様な生産設備のメンテナンスを行っています。そして、メンテナンスの延長上である、オーバーホールやレトロフィット、生産効率向上を図る設備移設も実施しています。

旋盤、フライス盤などの汎用機からNC工作機械、プレス機、真空炉装置、溶射装置などの特殊工程設備、試験装置や運転設備など多種多様な設備のメンテナンスを行っています。 そのために技能伝承や機械保全(機械系、電気系、設備診断)の技能検定、電気工事士等資格免許の取得にチャレンジしています。
その結果、主要客先である川崎重工の生産設備の故障停止を低減し、顧客の生産性向上に大きく貢献しています。
設備メンテナンス
オーバーホールとは

工作機械にはミクロン単位の高精度な加工が要求されますが、設備導入後、長年の使用により経年変化による傷みが生じ、本来持っている性能・機能が劣ってきます。オーバーホールは、そのような工作機械を元の状態に復元し、本来の性能・機能を蘇らせ、高精度な加工を可能にします。

オーバーホール行程例



オーバーホール適用設備は、外観検査以外にエンドユーザーからの聞き取り調査や当社メンテナンス部門での作業履歴も含めて、部品交換や修理の判断材料とし、オーバーホールの「指針」を決定しています。この様に当社では設備状態に見合ったオーバーホールを実現しています。
レトロフィット
レトロフィットとは、工作機械が本来持っている性能・機能に新たな性能・機能を追加することであり、主に制御的な部位が対象となります。また、ひと口にレトロフィットと言っても、正確にはNCレトロフィットとNCリプレースに分けられます。
まず、NCレトロフィットとは、汎用の工作機械に最適なNC制御装置を新たに付加してNC工作機械としてリニューアルし、自動化による生産性向上や品質向上を図るものです。
一方、NCリプレースは、旧型のNC制御装置から新型のNC制御装置への載せ換えを言います。NC制御装置などの電気的な故障が目立ち始め、旧型による部品供給に時間がかかり、設備停止が長期化するような場合に適用します。
設備移設
加工工程の変更や加工材料の流れを見直し、生産効率を上げるために工場内のレイアウト変更や工場間の設備移動が必要になります。 このとき、ご存知のように工作機械の回転部位には「軸芯」が存在し、この軸芯の振れを限りなく「ゼロ」に近づける芯出し作業が必要となります。すなわち、ミクロン単位の高い加工精度が求められる工作機械では、この軸芯の振れの狂いは致命的です。
上記を踏まえ、移設作業では、移設前にJIS規格に基づく精度検査を実施し、移設後には移設前よりも良好な状態でレベル出しや芯出し調整を行い、再度精度検査を実施してお客様にお引渡しし、工作機械本来の加工精度を確実に確保いたします。

 

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