
設置工事にあたり、海外メーカーとの連携などはありましたか。
担当
構造物の製作では海外メーカーから図面を支給されましたが、日本で製作するには不十分な内容で、当社が製品をKHIへ納入してきた経験や技術を補足し、設置工事の流れも考慮して製作しました。
設置工事に先立ち、製品を理解する必要が当然あります。1500枚余りに及ぶ図面や資料を確認し疑問点を抽出しましたが、今回の海外メーカーの設置工事の考え方と当社での考え方に大きく違う部分がありました。国内メーカーの場合は現場作業を少なくするために、製品を完成に近い形まで作り込んでから現地へ搬入するという考え方ですが、今回の海外メーカーは設置工事で大掛かりな調整をしようとする面が多く見られました。モノづくりに対する文化や考え方の違いがあって、都度、協議して進めました。