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川崎車輌時代1928年(昭和3年)~1968年(昭和43年)

1934年(昭和9年) パシナ形蒸気機関車979号が当社製造蒸気機関車の1,500両目となる

南満州鉄道向けに製造したパシナ形蒸気機関車は、昭和9年(1934年)超特急「あじあ」号を牽引し、大連~新京(長春)間の704.1kmを最高時速120km/h(時には170km/hを記録)で走破した。

このパシナ形蒸気機関車の製造は、大連にあった満鉄沙河口工場が970号から972号までの3両を、当社兵庫工場が973号から980号までの8両と昭和11年に追加となった981号の計9両の製造を担当した。パシナ形蒸気機関車はまさに日本製蒸気機関車の横綱と認められる存在で、全長25.675m、幅3.362m、高さ4.8m、運転整備状態での全重量203.31t、動輪直径2m(日本最大)の巨大な紺青色の流線形車体に、牽引力1万5,850kgのパワーを備えていた。

あじあ」号が驚異に値するのは、スピードにおいてだけでない。その外形、装備、性能においても、世界に冠たる列車であった。
外形には流線形の覆いを施し、車体の軽量化にあらゆる工夫が凝らされたほか、空気調和装置という当時未知の技術を開発し、完全冷暖房装備に成功している。

昭和9年10月21日に完成した南満州鉄道向けパシナ形979号は、当社にとって通算1,500両目の蒸気機関車である。 当日は、多くの来賓と家族を迎えて式典が盛大に挙行された。パシナ形979号の流線形覆いの側面には、1,500号達成を表す「1500」という白ペンキの文字が身の丈ほどの大きさで鮮やかに描かれていた。

南満州鉄道パシナ形蒸気機関車973号試運転
昭和9年(1934年)

南満州鉄道パシナ形蒸気機関車981号 昭和11年(1936年)

蒸気機関車製造1,500両目の記念機関車パシナ形979号
昭和9年(1934年)

南満州鉄道パシナ形蒸気機関車977号 昭和10年(1935年)

蒸気機関車製造1,500両目の記念機関車パシナ形979号
昭和9年(1934年)

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