日立建機株式会社による株式会社KCMへの資本参加について

2010年04月28日

川崎重工業株式会社(以下「川崎重工」)、川崎重工の完全子会社である株式会社KCM(以下「KCM」)および日立建機株式会社(以下「日立建機」)は、2010年6月を目途に、日立建機がKCMに第三者割当増資の形で資本参加することに合意しましたのでお知らせします。

  1. 資本参加の目的

    日立建機によるKCMへの資本参加は、2008年10月に締結された川崎重工と日立建機のホイールローダ事業での事業提携に関する合意に基づき、日立建機とKCMの強固な協力関係構築を目指すものです。
    今回の出資により、KCMの株主構成比率は、川崎重工(66%)、日立建機(34%)になります。

  2. 事業提携の現況及び今後の取り組み

    (1)事業提携の現況

    KCMと日立建機は、ホイールローダ事業における事業提携に関する合意以降、第4次排ガス規制(2011年度から実施予定)に対応する新型ホイールローダの共同開発、既存機種の相互OEM供給をはじめ、調達・生産・販売の各分野における相互協力の体制整備に取り組んでいます。


    (2)今後の取り組み

    今回の資本参加により、開発・調達・生産・販売の各分野における事業提携の更なる緊密化を図ります。
    とりわけ、事業運営のコアとも言える共同開発・生産分担等の分野においては、第4次排ガス規制の対応機の開発をさらに加速させることに加え、新興国市場向けの新機種の開発、さらに次々期排ガス規制対応機の開発にも取り組み、競争力の強化、販売の拡大を図ります。また、ハイブリッド機の開発について、両社の技術を活用し、開発を促進します。
    さらに、調達の効率化や、既存機種の相互OEM供給による製品ラインナップの補完による販売の活性化等、3社の関係を一層強化し、事業提携のメリットを最大限に活用して経営基盤の安定・強化を図ることとします。