インドネシア向け蒸気タービン発電設備を出荷

2009年09月24日

 

 

川崎重工は、インドネシア・バタム島の発電事業者であるダル・エナジー・バタム(Dalle Energy Batam)向け蒸気タービン発電設備を、当社神戸工場より出荷しました。

今回出荷した蒸気タービン発電設備は、建設工事の元請けである現代エンジニアリング(韓国)より2008年5月に受注したものです。最終顧客であるダル・エナジー・バタムは、バタム島内の火力発電所にある既設ガスタービンの排熱を利用して蒸気を発生させ、電力として回収するコンバインドサイクル(複合発電)化プロジェクトを進行中であり、2010年半ばの運転開始を目指しています。当該蒸気タービン発電設備の発電容量は22.9MWで、発電した電力はバタム島内に供給されます。

本プロジェクト向け蒸気タービン発電設備の出荷により、当社のインドネシアを含む東南アジア地域向けの発電用蒸気タービン納入実績は計36基となり、全世界では330基以上になります。

インドネシアでは石油・ガス・石炭などの資源増産ならびにそれに基づいた経済発展が続いており、電力・エネルギーの需要も増加しております。

当社は今後とも、電力・エネルギー需要が旺盛な東南アジアをはじめ全世界で発電用蒸気タービンの拡販に取り組み、エネルギー・環境ビジネスを積極的に展開していきます。