インド向け天然ガス圧縮機設備の製作およびモジュール・エンジニアリング業務を受注

2009年08月25日

 


 

川崎重工は、インド石油・天然ガス会社(ONGC:Oil and Natural Gas Corporation LTD.)が進めるインド・ムンバイ沖の天然ガスフィールド開発プロジェクト向けに、ガスタービン駆動天然ガス圧縮機設備1基の製作およびコンプレッションモジュールのエンジニアリング業務を、インドのアフコンズ・グナヌサ合弁会社(AGJV:Afcons-Gunanusa Joint Venture)より受注しました。

コンプレッションモジュールとは、限られた洋上プラットフォーム上スペースを有効に活用するため、圧縮機を中心とする駆動機・ガスクーラー・スクラバー・バルブ・制御装置等の機器をコンパクトにまとめた設備で、洋上で昇圧した天然ガスを海底パイプラインにて陸地へ圧送します。

今回当社が受注したのは、ONGCが進めるインド・ムンバイ沖の天然ガスフィールド開発プロジェクト(Mumbai High South Re-Development Phase-II Project) の一部として、ICP鉱区に設置されるICP-R洋上プラットフォーム向けのものです。
当該コンプレッションモジュールは、インドネシア・西ジャワに位置するグナヌサ・ウタマ社のモジュール製作ヤードにて組み立てられ、洋上プラットフォーム上に据え付けられます。ONGCへの最終引渡しおよび当該洋上プラットフォームの商業運転開始は2011年4月の予定です。

当社は圧縮機メーカーとしては数少ないトータルモジュールサプライヤーであり、今回の受注はインド・東南アジア地域での豊富な実績と信頼性が高く評価されたものです。今回の受注により当社のコンプレッションモジュールの受注実績は51基となり、うちインド向けは35基となります。

当社は今後とも、クリーンエネルギーである天然ガスに関連する機器の拡販に取り組み、エネルギー・環境ビジネスを積極的に展開していきます。