北海道ガス向けに国内最大級の地上式LNGタンクを受注

2009年04月23日

 


 

川崎重工は、東京ガス・エンジニアリング株式会社(東京ガス株式会社の100%子会社)から北海道ガス石狩LNG基地向けLNGタンク建設工事を受注しました。本基地は2008年8月に地盤改良に着手しており、2012年に運用開始する予定です。

今回受注したLNGタンクは、地上プレストレストコンクリート(PC)式LNGタンク(容量:18万KL)であり、地上式LNGタンクとしては国内最大級です。

石狩LNG基地は北海道石狩市の新港に位置し、北海道初の大型外航船の入出港が可能なLNG(液化天然ガス)受入基地です。本基地はLNGの受入・貯蔵・気化・払出しに関する業務を行い、北海道内への天然ガス供給を行います。

当社は、LNGタンクでは、1982年に地下式LNGタンクを建設、1983年には地上式のLNGタンクを建設して以来、金属二重殻式・ピットイン式・PC式・地下メンブレン式など、国内LNGタンクの全形式での実績を持っています。また海外においても、韓国などでLNGタンク建設技術協力を行うなど、国内外で26基のLNGタンクの納入実績を有しています。

今後とも当社は、低温・極低温を中心とする各種エネルギー貯蔵設備事業を、国内外で積極的に展開していきます。

なお、今回受注したLNGタンクの仕様は以下のとおりです。

(1) 形式 : 地上PC式LNGタンク
(2) 容量 : 18万KL
(3) 内槽設計温度 : -162℃
(4) 内槽内径 : 約80m
(5) 貯槽高さ : 約55m