ブラジルおよびサウジアラビア向けに「レックスペラ」を初受注
2008年10月29日
川崎重工は、ブラジルのデトロイト・ブラジル社(DETROIT BRASIL LTDA)からタグボート10隻分、サウジアラビアのザミル・オフショア・サービス社(ZAMIL OFFSHORE SERVICES COMPANY, LTD.)からサプライボート2隻分となる旋回式スラスタ「レックスペラ※」をそれぞれ受注しました。これらは、ブラジルおよびサウジアラビア向けとしてはともに初めての受注となります。 「レックスペラ」は、水平方向360度の任意の方向に推進力を得られる全旋回式推進機で、推進機・舵・サイドスラスタの機能を備えており、その優れた操船性から主にタグボートやサプライボートに採用されています。 当社は1983年の販売開始以来、500基を超える「レックスペラ」を供給しており、またサイドスラスタは1967年以来、3,000基以上を供給してきました。今回の受注はこれらの豊富な実績ならびに高い技術力が評価されたものです。 当社は今後、タグボートやサプライボート向けに「レックスペラ」を供給するとともに、世界的なエネルギー需要の増大に伴い旺盛な需要が期待されるオイルリグや掘削船など大型作業船向けの受注・拡販に取り組み、舶用推進機ビジネスの拡充を図っていきます。 ※「レックスペラ」: 川崎重工の登録商標です。 |