ブラジルの現地法人で二輪車の販売を開始

2008年10月10日


川崎重工は、ブラジルにおける現地法人Kawasaki Motores do Brasil Ltda.(KMB:カワサキ モトレス ド ブラジル)を通じて、10月15日より二輪車の販売を開始します。

KMBは、主に250cc以上のスーパースポーツ、スポーツ、クルーザー等のモデルを数機種導入し、2009年に5千台の販売を見込んでいます。

ブラジルの二輪車市場は、2005年(約100万台)以降急速に伸びており、2007年には約160万台(前年比126%)にまで拡大しています。その中で250cc以上のクラスは、米国・欧州・日本に次ぐ規模(約15万台)であり、今後も大きな成長が期待されています。中大型クラスで根強いブランド力を有する当社は、100%子会社であるKMBを通じて販売活動を展開することで、きめ細かなアフターサービス、マーケティングや広告宣伝等を推進します。

なお、KMBは、2009年半ばに北部アマゾナス州マナウス市に約500万USドルを投資して年間生産能力2万5千台の組立工場を立ち上げ、現地生産を開始する予定です。

今後とも当社は、お客様の期待に応える商品とサービスの提供に努め、カワサキのブランド力の強化とさらなる顧客満足度の向上を図っていきます。

□Kawasaki Motores do Brasil Ltda.(KMB)の概要

1.所 在 地:ブラジル連邦共和国アマゾナス州マナウス市
2.代 表 者:伊藤 浩(イトウ ヒロシ)
3.資 本 金:820万レアル(約3.5億円*、川崎重工100%出資)
4.事業内容:二輪車、ATV、PWCの輸入・生産・販売およびアフターサービス全般
5.生産能力:2万5千台/年(2009年半ば以降)
6.従業員数:15名(2008年9月末現在)

*為替レートは、1レアル=43円で算出しています。