ドバイに現地法人を設立

2008年07月30日


川崎重工は、急速な経済発展を続ける中東・北アフリカ(MENA)地域において、より効果的な営業活動を推進するため、アラブ首長国連邦(U.A.E.)ドバイに現地法人を設立します。

MENA地域ではオイルブームを背景に、多数のプロジェクトが計画、実施されており、当社グループのビジネスチャンスも一層の拡大が見込まれます。当社はMENA地域において、より機動的に活動できる体制を構築するため、MENA全域をカバーする当社グループ全体の営業拠点を設立することとしたものです。

当現地法人は、ドバイ国際空港に隣接するドバイ・エアポート・フリーゾーンに開設します。ドバイは外国企業が多数集積し、中東地域の情報・交通・金融のハブとして高い地位を確立しています。
当社はMENA地域で、セメントプラントや肥料プラント等の各種プラントの建設のほかに、同地域向けの各種船舶の建造、並びに建設機械や産業用機械等の販売を行なってきた実績があります。今後は、これらの既存事業の拡大に加え、交通システムや発電用ガスタービン、土木機械等も含めた当社グループ全体の営業活動を推進していく予定です。

当社は、当現地法人をベースにMENA全域を対象とした情報収集、市場調査、案件発掘等のマーケティングおよび当社グループ全体の営業活動を積極的に実施することにより、当地域でのさらなる事業拡大を強力に推進していきます。

現地法人の概要は以下のとおりです。
1.社名: Kawasaki Heavy Industries Middle East FZE
2.所在地: アラブ首長国連邦(U.A.E)ドバイ首長国ドバイ市Dubai Airport Free Zone
3.資本金: 1,000,000ディルハム(約30百万円。川崎重工100%出資)
4.営業開始時期: 2008年11月(予定)
5.事業内容: 中東・北アフリカ全域におけるマーケティングおよび営業活動
6.従業員: 3名(出向者1名、現地スタッフ2名)