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ニューヨーク市交通局向け地下鉄電車 追加260両の受注内定

2007年07月26日


川崎重工は、ニューヨーク市交通局(NYCT:New York City Transit)より地下鉄電車(R160)の追加260両の発注内示を受けました。受注金額は約450百万ドル(約540億円)、納期は2009年8月の予定です。

今回の受注は、2002年10月にアルストム社(仏)と共同で受注したベース契約660両(うち当社は260両)に付随するオプション契約(オプション1)620両(うち当社は260両)が行使されるものです。なお、本案件にはさらにオプション2(380~420両)が付随しています。

本プロジェクトにおいて当社は、R160車両製作のほか、現行車両であるR143の技術提供とあわせR160のエンジニアリングリーダーとしての役割を担っています。また、台車については、アルストム社製車両を含む、全てのR160車両に当社製の台車が採用されています。

R160地下鉄電車は、ステンレス車体に信頼性の高い制御装置や空調装置、ドア開閉装置、放送装置などを備え、安全性や快適性に配慮した車両です。車両構体製作をリンカーン工場(米国ネブラスカ州)で、機器取付けと最終組立て、試験をヨンカース工場(米国ニューヨーク州)でそれぞれ行い、順次NYCTに納入を開始しています。
なお、リンカーン工場においては、将来の生産能力増強のため、すでに拡張工事を開始しています。これにより、当社は今後、今回受注したR160車両と、2005年に受注したニューヨーク・ニュージャージー港湾局ハドソン横断公社(PATH:Port Authority Trans-Hudson Corp)向け新型通勤電車(PA-5)340両を並行して生産します。さらに、R160車両製作が終了する2009年からは、PA-5車両と、2006年に受注したメトロノース鉄道向け交直流通勤電車(M-8)300両を並行して生産する計画であり、それぞれ2011年と2012年までに納入する予定です。

当社は、NYCT向けでは1985年にR62地下鉄電車325両を受注して以来、累計1,939両の受注実績を持ち、本オプションを含めたこのR160地下鉄電車の納入が完了すると、NYCT向け地下鉄車両ではボンバルディア社(加)を超えて、当社がトップシェアを占めることになります。今回の受注は、当社のNYCT向けの豊富な納入実績と技術力が高く評価されたものです。

現在米国では、既存車両の代替や輸送力増強に関するプロジェクトが大幅に増加することが予想されています。すでに、都市部の地下鉄路線の増強・更新や、都市近郊の通勤路線の快適性向上などにともない、地下鉄電車・通勤電車・二階建て客車の発注が増加しています。今後とも当社は、高い技術力と信頼性をもとに、環境負荷の少ない交通手段である鉄道車両を国内外に提供していきます。

□R160車両の概要
(1)車 種 :地下鉄電車〔5両1編成、通常2編成(10両単位)で運行〕
(2)寸 法 :18.325m(長さ)×2.98m(幅)×3.665m(高さ)
(3)車体素材 : ステンレス鋼

※ NYCTは、ニューヨーク州交通局(MTA: Metropolitan Transportation Authority)傘下の鉄道会社。MTAの傘下には、NYCTのほか、ロングアイランド鉄道、メトロノース鉄道等がある。

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