185,000DWT型ばら積み運搬船「CAPE PROGRESS」の引き渡し(川崎造船)

2006年11月28日


  川崎造船は、11月28日に坂出工場において、ばら積み運搬船「CAPE PROGRESS(ケープ プログレス)」(当社第1589番船)を引き渡しました。
本船は、載貨重量185,000トン型の大型ばら積み運搬船で、船主はOCEAN TRANSIT CARRIER S.A.(オーシャン トランジット キャリア エス エー)です。

本船の工程、主要目ならびに特長は次のとおりです。

  <工 程>    
  起工 : 2004年12月18日
  進水 : 2006年10月14日
  竣工 : 2006年11月28日

 
  <主要目>  
  全長 290.00m
  長さ(垂線間) 280.00m
  幅(型) 47.00m
  深さ(型) 24.40m
  満載喫水(型) 17.95m
  総トン数 92,993t
  載貨重量 185,920t
  貨物艙容積 205,722m3
  主機関 川崎-MAN B&W 6S70MC MkVI型 ディーゼル機関1基
連続最大出力 16,860キロワット × 91回転/分
  航海速力 約14.7ノット
  乗船定員 28名
  船級 日本海事協会(NK)
  船籍 パナマ

  <特 長>
  1) シンプルで、合理的な荷役などの諸設備を採用した最新鋭の大型ばら積み運搬船です。
  2) 安全性向上のための新規則(ばら積み貨物船の追加安全措置)を適用し、安全性の高い船となっています。
  3) 推進抵抗の小さい船型にするとともに、最新の省燃費型ディーゼル主機関および高効率タイプのプロペラ、さらに川崎フィン付ラダーバルブを採用しています。
  4) 主機などからの排出ガスに含まれる窒素酸化物を削減する対策を施すとともに、機関室の消火装置を炭酸ガスから泡消火装置に変更、さらに冷房機・冷凍機に新冷媒を採用するなど、地球環境に配慮しています。