潜水艦"もちしお"進水(川崎造船)

2006年11月06日

  川崎造船は、11月6日、午前11時00分から神戸工場第1船台において、建造中の防衛庁向け潜水艦“もちしお”の進水式を、久間章生防衛庁長官、吉川榮治海上幕僚長、横山文博装備本部長をはじめとする防衛庁関係者ほかのご出席のもとに行います。
命名ならびに支綱切断は、久間章生防衛庁長官により行われます。
本艦は、潜水艦「おやしお」型の11番艦で戦後当工場で建造の潜水艦としては23隻目に当ります。
船型には葉巻型を採用して優れた水中運動性能および推進性能を持ち、船体には調質高張力鋼が使用されています。
また各種システムの自動化、高性能ソーナー装備による捜索能力の向上、ステルス性能の向上などが図られているとともに、諸安全対策も十分に施されています。
本艦の工程ならびに主要目は次のとおりです。

工  程
  起  工   平成16年 2月23日
  進  水   平成18年11月 6日
  竣  工   平成20年 3月 下旬(予定)
       
主 要 目
  長    さ 82メートル
  8.9メートル
  深    さ 10.3メートル
  喫水(常備) 7.4メートル
  基準排水量 2,750トン
  主 機 関 川崎12V25/25S型ディーゼル機関 2基
推進電動機 1基
  軸    数 1軸
  速    力 20ノット
  主要兵装 水中発射管 一式
  その他 スノーケル装置 一式