海外拠点の再構築について
2006年09月21日
川崎重工は、海外拠点に関して、新たに現地事務所を2拠点に設置し、4拠点を統合する等の再構築を実施し、2007年1月1日より新体制に移行します。 今般、新たに開設するのは、モスクワ事務所(ロシア連邦)およびデリー事務所(インド)です。また、東南アジアにおいては、バンコク、クアラルンプール、ジャカルタの各現地事務所の機能を、シンガポールの現地法人KHI(SINGAPORE)に移管・統合します。さらに、中国においては、現在の上海事務所を当社グループ企業等へのサービス・支援活動を担う現地法人へ改組します。 今回の海外拠点の再構築は、新市場における海外事務所の先導的役割を明確化するとともに、世界市場を米州・欧州・中国・アジアの4ブロックに分割し、地域別に統括することにより、海外拠点の機能強化および効率的運営を図ることを目的としています。 ロシア連邦およびインドは、BRICsの一角を占めており、近年目覚しい成長を遂げています。ロシア連邦においては、豊富な資源を背景に今後も好調な成長が見込まれることから、当社は、同国の政治・経済の中心地であるモスクワに現地事務所を設置して先行営業活動を行うことにより、ビジネスチャンスを開拓します。またインドでは、現在のIT産業を中心とするサービスセクターの隆盛に加えて、今後は製造業の育成に注力すると見られることから、デリーに活動拠点を設置することにより、事業部門のスムーズな市場参入を促進します。 東南アジアについては、これまでの現地拠点の支援により、事業部門が市場参入を果たし、すでに独自の拠点を設置して事業活動を展開するに至っています。従って、同地域の4拠点の機能をKHI(SINGAPORE)に集約し、同社が東南アジアを統括することにより、効率的運営を図ります。 中国・上海においては、同地域において個別に業務を展開している当社グループ企業等からのサービス・支援要請に対し、柔軟に対応できる体制を整備するため、現在の上海事務所を現地法人に改組します。 今般の海外拠点の再構築により、海外事務所は5ヵ所、現地法人事務所は8ヵ所になります。 当社はこうした体制の下で、海外市場開拓の強化とブランド向上により、グローバルカワサキを推進するとともに、経営効率化を図っていきます。 新拠点および新現地法人の概要は次のとおりです。 1.新拠点の概要 (1)モスクワ事務所
(2)デリー事務所
2.新現地法人の概要
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